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未だ見知らぬ進化を求めて  作者: まよいネコ
利用される悲劇
82/190

パゥワァー!!さる

 前話で言い忘れてたんですけど、カインでのストーンゴーレム戦、二話前ですね。だいぶん短かったので編集して心なし長くしました。

 全話で『は?そんな話無かったけど?』って思った人、そういう事です。

 長々とすいませんでした。どうぞ今回もお楽しみください。

 出来ればブックマークもお願いしますね!

「あ!あれがパワーモンキーよ。サリアちゃん行けるかしら?」


 お、あれがパワーモンキーか。うーんなんて言うか、普通の猿やな。ケツと顔が赤くて体色が茶色。うん、以上や。The普通の猿。


「あれがそうなのね!もちろん行けるわ!今回は一体だけみたいだし、カインは見てて頂戴ね」


「おう、頑張ってき。一応初めての魔物やからな、油断しやんときや」


「あったりまえよ!あたしを誰だと思ってるの?油断なんかしないわ!」


 本人は胸を叩いて大見得切って言ってくれるけど正直不安やわ。だってサリアやしな。ちゃんと警戒しながら行ってくれるんやろうけどあそこまで自信満々に胸を張って言われるとこっちが逆に不安になってくんねんかな。


「じゃ、行くわよ!『ファイアボール』!」


 サリアが放ったファイアボールがパワーモンキーに飛んでいく。パワーモンキーはファイアボールが近くに来て燃える音が聞こえたところで気付いたが、そこは既に避けるには距離が足りずそのまま顔にあたり、派手な音をたてながら爆発した。



「やったか?」


「多分やってないわ。経験値が入ってきていないもの。ただ何処か吹き飛んでいたら良いわね!」


 なんかサリアが怖い事を言っとった気がするけど、さて、どうなったんやろうかな?

 そろそろファイアボールが爆発したあとの煙が晴れていき見えた姿は、上半身が黒く炭化しながらも怒った様子で起き上がって来ている姿だった。


「よし、まあまあね。じゃあどんどん行くわよ!『ファイアランス』!新魔法も行くわ、『ファイアトラップ』!」


 お、サリアの新魔法か!ファイアトラップって初めて聞く魔法やけど、あれかな?踏んだら爆発するとかのいわゆる地雷の炎バージョンかな?


 最初に放っていたサリアのファイアランスはパワーモンキーには来るとわかっていたならば避けられる物らしく、横に飛んで躱された。

 そしてサリアはそれを予想していたのか、パワーモンキーが横に飛んだその先に例のファイアトラップを仕掛けていたようでパワーモンキーが地面を踏んだ瞬間『ファイアウォール』かな?が発動し、パワーモンキーを包み込んだ。


「あ、やったわ!経験値が入った!どうかしら、コリン?これがあたしの戦闘スタイルよ!炎魔法でドカン!ってね」


「んん、素材はいらない、って言うんだったらそれでいいのかもしれないけど、森でもあんまり炎は使えないしであんまり火魔法は使えないのよね」


「ウッ!ま、まあ、そういう所もあるかも知れないわね?でも、でもよ?殺傷能力は随一なんだから!」


 まあ、どっちの言い分も分かるんやけどな。確実に相手をしとめたいサリア派とリスクはあるけど素材を優先したいコリンさん派。

 ちなみに僕はどっちかってったら、うーん、悩むけどサリア派かな?今の所はお金に困ってるけど今後見据えたら依頼料だけで生活して行けるようになるって考えたら安全に活動できる火魔法系がいいかな?


「でも、姉さんの火魔法は綺麗だから、わたしは好き」


「エリスぅ、あんたならそう言ってくれるって信じてたわ!じゃ、パワーモンキーの魔石だけとってさっさと先に行きましょ?この話はこれで終わり!ね?」


「ハア、素材大結構美味しいのに、もったいないなぁ」


 そんなコリンさんの言葉を尻目に僕達は次の階層に進んだ。

 今回で連続更新は終わり、次回は三日後ですよぉ!

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