次の階層へ
アァ、リアルに腹痛てぇ!
とは別に今回は前々回投稿が遅れた時の帳尻合わせですヨ!
しばらくダンジョンの探索をし、そこで下層への階段を見つけた。
「う〜ん、階段か。下の階に行ったらやっぱ敵も強くなるんやろうな。どうしよ、今のレベルが5やろ?このレベルで下の階に行っても安心か、って言ったらそうじゃないしなぁ。ようやくゾンビの攻撃を躱して2発で沈められるようになったくらいやしなぁ」
さて、どうしょっかな?正直言うと大分この階にも飽きてきたとこやし、下には降りたいんやけど、ここはゲームやなくって現実やからな。とりあえず行って見よ、とかは出来んし、あの神も死んだら次の子って言ってたからどうせ死んだら復活できずにそれで終わりやしな。
よっしゃ、じゃあ目標としてレベルがあと5上がって10になったら下に降りてみるかな。
あ、レベルと言えばなんやけど、レベル5になってからなんか知らんけどレベルアップに必要な経験値量がちょっと上がってんかな。
正確にはレベル5までは必要な経験値が10やったのに対してレベル5からは経験値が15まで要るようになってんかな。
もしかしたらレベル5事に必要な経験値が5ずつ増えていくんかな?それとも5からは毎回増えるとか?それやったらめちゃくちゃ嫌やな。もしそれやったらレベル20とかになったとしたら必要な経験値が90も要ることになるんやもんな。単純計算で1個レベル上げるためにゾンビを8体倒さなあかん事になるし。
ま、考えてもしゃあないか!取り敢えずレベル10に向けて頑張ろっと。
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やっとレベルが10になった!
結局必要な経験値は1ごとに上がるんやなくって5ごとに上がるらしいな。現にレベル10になって必要な経験値が20になったからまず間違いないと思う。
まあでも進化もしてない1番最初の状態やからやろうけどな。
例えば最終まで進化しきっとった奴がいたとして、そいつの1レベルアップに必要な経験値が10万やとしよう。それでレベルが5上がった時に必要な経験値って10万5になってまうし。さすがにそれはおかしいやろう?
まあ今はそんなことどうでもいいし先に進むか。
さて!いざ二階層へ!
...コツ、コツ、コツ
案外長かった階段をぬけた先はなんと!さっきと同様の陰気な雰囲気の洞窟やった。
ハア、雰囲気くらい変えてくれんか?ジメジメして、薄汚い苔がちょびっと生えとって薄暗い。
この分やと、出てくる魔物もまたゾンビ系っぽいな。
...あぁ、やっぱり。この匂い、やっぱそうや。ゾンビで確定やな。
ちょうど近くに曲がり角があって、そこから臭い匂いが漂ってくる、つまり!この先の角で出待ちしとんやろうな。
浅はかめ!そんなことは僕にはお見通しよ!
ていう事で、角から顔をのぞかせると同時に、顔面があるであろう場所に当たりをつけて、殴る!
コンッ!!
...え?何、今の音?
と思った瞬間には僕はゾンビに殴られ体が少し浮き、背中から地面に落ちていた。
肺から無理やり空気が追い出され、上手く呼吸が出来ない!
「ガホッ!がはっ、ゼェ、ゼェェ...」
それでも何とか上体を起こし、相手のゾンビを見て驚いた。
「ゾンビが、皮の鎧を着けてる?」
そう、二階層のゾンビは鎧を着ていたのだ。ただゾンビなだけあって装備はとても古くなっており所々壊れていたり、装備が固くなりすぎているのか、元々動きがぎこちないゾンビがさらに動きが遅くなっている。
救いといえば動きがその遅くなっているという事と、部分部分しか覆っていない所、まだ相手が鎧を着てはいるものの、素手なところだろうか?
うん、ポジティブ思考、大事!
特にこの、普通のゾンビよりも更に動くのが遅いのがいい。これで動きが普通のゾンビ並となると、負けないまでも勝負がいつ終わるか分からないほど長引くだろうし、そこから更に、増援が来ると流石に詰む。
「ま、基本は同じか。根気よく叩いていこっかな。...はぁっ!」
ボカッ、ボカッ、コンッ!ガッ、バギッ!
おっ!遂に頭の部分が壊れた!やけど今までの打撃で衝撃は内部に入っていたらしく、ほとんど頭が潰れかけとった。
結局最後の1発になりそうやな。ほんま、頭だけ頑丈に守りおってからに!面倒かけさせやがって!
「さような、ラァァ!」
ボキ!
『経験値を15獲得しました』
『レベルが上がりました』
お!普通のゾンビよりは若干経験値が上手いな!ちょっと休んで痛み引いてきたらまた探索再開としよか!
よっしゃ、どんどん狩ってこ!