思い出したかのように、パーティ名
どうも〜、1週間ぶりですの。
こっから定例の3日連続投稿ですね。今回も僕の精神が持つといいけれど...。
「はあ、残念だけどどうせ今のランクだと『バラバラの心』が発動出来なくっても魔物討伐は出来るわ。明日、また何かの依頼を受けましょ、早くランクを上げて強い魔物を倒せるようになりたいわ」
依頼かぁ、確かにめっちゃ依頼受けた気がするけど10回とちょっとくらいしか行ってないやんな。結構依頼を受けて来たと思ってたんやけどなぁ。
でも、そろそろランクが上がって欲しい所やな。最低ランクの依頼も飽きてきたし。
「カイン、明日受付にあとどれ位で昇格できるか、聞いてみたら?」
「そうやなあ、それがいいかもしれへんな。何時までもアマチュアみたいな扱いは嫌やしな」
もしかして、あと一回受けたらランクが上がりますよ、って言われたりしてな。
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「えっと、あなた達が次にランクアップできるのは、ああ、あと戦闘系の依頼をカインさんとエリスさんが三回、サリアさんが4回受ければ次のランクに上がるための試験を受けることが出来るようになります」
むむ、昨日そんな上手いこと行かんよな?ってちゃんとフラグ立てとったのに...!僕はフラグ建築士にはなれんって言うんか!
「まだそんなにあるの?じゃあ1日1回依頼を受けたとして1週間いかないくらい?あ、そう思ったらそんなに多いって訳でも無いわね」
「でも姉さん、姉さんはわたし達より一回多く依頼を受けなきゃ行けない」
確かに、僕らだけDランクになっても、サリアだけEランクのまんまやんな。それってなんか可愛そうやんな、僕ら3人の中で一番ランクが上がるのを楽しみにしとったのはサリアやったから、一番身近にいる僕らがランク上がってサリアだけ一回の依頼を達成するだけとはいえ、ランクが上がらんのはなぁ。
なんやったらこんな事感じるのもちょっとおかしいけどサリアの分、一回余分にランク上げるための試験で1日無駄になってまうしな。
あ、それやったらサリアだけで一回依頼受けてもらうか?最低ランクのEランクやったら草むしりとかちょっと種族バレが怖いけど、散歩の依頼やったりの街の中でできる依頼だってある。
「ごめん、言いにくいのだけれど試験を受けるの一回遅らせてくれない?カイン達が試験を受けずにあたしの依頼を手伝ってくれたら一緒にランクをあげられるし...。いや、やっぱりいいわ!なんか悪いしね」
「姉さん、そんなの水臭い。わたし達も一緒に依頼受けるから一緒にランク上げよ?」
「エリス...」
姉妹でいい感じの雰囲気になっている、その時。
「あのぉ、すみません。依頼を受けないようでしたら、その、横にズレていただけないかと」
...よう考えたらまだここって受付カウンターの前やん。
そんで後ろ向いたら長蛇の列ができてる。
一向に進まない列に苛立った皆がこっちを睨んでてる。
もちろん他にもカウンターはあるんやけどそこにも朝の依頼を受けようとして並んでいるので他の列もちゃんと流れてってるとはいえだいぶ長い。
つまり、僕らめっちゃ邪魔になってるってこったな。
「うっわ、サリア、エリス行くで!ほんますんません!!今すぐどくで!」
落ち着いたらまた依頼を受けに行こったかな。あ、ちょっと待って。そう言えば冒険者パーティを作った方がいいってそう言えば護衛しとった時のパーティに言われとったんやった。
「なあ、そろそろ僕らパーティを作って見いひんか?」
「それいいわね!すごく仲間って感じがするわ。作るんだとしたらどんな名前がいいかしら?」
「そうやなあ、3人いるから『サンニンジャア』とかどうや?」
「え?何それ、あんたセンス無さすぎじゃない?」
「ちょっと、論外かな?」
いや、ちょっとだけふざけただけやん。そんなに嫌悪感丸出しの顔してまで否定するか?
こういう名付けってたまにやけど悪ふざけしたくなるんやんかな。なんでかな。
「じゃあどんな名前がええんや?」
「そうねぇ、せっかくだから3人全員の特徴が入ったパーティ名がいいわよね?」
「それだったら、『ブラッド・スペル』とか?わたしと姉さんは魔法使いで一緒くたにしちゃった」
「ん?それやったらスペルじゃなくって『ウィザード』になるはずやけど?」
「だったら『ブラッド・ウィザード』、でどうかしら?」
いやちょっと待って、ウィザードやろ?とかちょっとカッコつけて言ってもうたけど、よう考えたらこれからずっと『ブラッド・ウィザード』って名乗るのめっちゃ恥ずかしい感じしいひんか?...なんとしてでも阻止しなければ!この中にパーティ名を!
「ごめん、やっぱり言い出してなんやけど、やっぱりザ、シンプルって事で『血術士』とかどうや?」
「うん?うん、別にそれでも、いい」
「ええっ?あたしは『ブラッド・ウィザード』の方ごいいと思うんだけど。...何よカイン、ダメなの?」
くっ!サリアめ!また上目遣いしやがって、今回ばっかりは譲れんからな!
「ごめん無理、意味は同じなんやから『血術士』で言ってくれへんか?」
「ふむぁ、しょうがないわね。じゃああたし達のパーティ名は『血術士』、で決定ね!しょうがないから!」
「すまんなあ」
「でもわたしは、『血術士』も嫌いじゃない」
そう言えば、僕リアルで大型のバイク免許取りに行っとんですけど7月の4日に最終試験なんよ。あぁ緊張するわあ!