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未だ見知らぬ進化を求めて  作者: まよいネコ
異なる世界との遭遇
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エピローグ1

エピローグあと一話ってとこかな?

 僕らはギルドから今回の報酬、銀貨にして50枚を手に、サリア達の新しい洋服を買いに行っていた。


「ねえカイン?なんであたし達3人の報酬がこんなに少ないの?一人16枚くらいしかないじゃない!」


「それがなあ、僕もおかしいと思って職員に聞いたらな?包囲網部隊から勝手に抜けてゴブリン退治に行ったからそれの罰金って形で報酬が少なくなっとるらしいわ」


 ホンマにこっぴどく怒られたんやからな?まあ理由聞いたら納得出来たけど。

 あん時は想像できひんだけど、僕らの抜けた穴にゴブリンが殺到してきたらどうすんねん、最悪僕らについてくれとった先輩冒険者が殺されてゴブリン共が逃げてたかもしれん言われたらな。はい、すいませんしか言いようがないし。


「確かに、そうだけど他の人は一人だいたい30枚は貰ってた。ズルい」


「まあでも冒険者資格の剥奪とか強制無賃労働させられるよりかはええやないか。ちょっと経歴に傷がついてランク昇格が遠のいたけど、所詮そんなくらいやし」


「ええ!?それじゃあ上位の魔物討伐とか、幻の薬草とかの依頼が遠くなったの!?」


「お、おう。すまんなサリア、で、でもやで?今回で僕も進化できるようになったし、サリアとエリスの進化も近くなったやろ?」


「そう言う問題じゃないのよぅ、あたしは冒険がしたいのよ!」


 お、おう。サリアって以外と少年心持っとんねんなあ。僕なんかは冒険者じゃあなくっても冒険したらええやん、って考えてまうわ。やっぱちゃうんやろうけどな?えっと、ロマン的に?


「まあいいわこれでやっと買い物が出来るってもんよ!じゃ、しゅっぱーつ!」


「「えいえい、おう」!」


 エリス、棒読みすぎ...


 僕もなんか買っとったかな?パーカー好きやけど中々ローブばっかで見かけへんし、表通りの服屋やったら売ってるやろ。


「え?ぶてぃっく、くろーす?ちょっと待って2人とも、こんな高そうな所に入る気か?ちょおっと僕らには早くないか?僕なんてこの店構え見ただけで冷や汗が止まらんのやけど?」


「何言ってんのよ!金はあるうちに使う、当たり前のことよね?この前隣で呑んでたおっちゃん冒険者が言ってたわよ?」


 ああ、サリアの後ろに小麦色に眩しく焼けたハゲのおっさんが歯を輝かせてサムズアップしてる様を幻視した。

お前かぁ!サリアをこんなにした犯人は!サリアに変な事教えこみやがって、おかげでこんな高級そうなお店で買うことになったやないか!?

 ...ってかサリアとエリス、もう先に入って行っとるし!

 待って待って!僕も行くから、こんなとこ置いてかれたらこんなオシャレな店、なんか気まずくてもう入れんくなるから!


「いらっしゃいませぇ、何をお探しでぇすかぁ?」


 うっわ、ウザ!ちょび髭の金髪おっさんがヒゲ触りながらこっち来た!

 なんか高級なイメージしてたけどこのおっさん見てたらそれに夢見てるだけの普通の店に思えてくるわ。

 このふざけたおっさんの感じ、僕は好きやで?ナルシストじゃあなかったらな!やから僕だって半分笑って半分泣いてるようなふざけた仮面つけてるんやしな。


「あたし達可愛い服探しに来たんだけど、なにかオススメはあるかしら?」


「ふむ!お二人共中々カワイイ系のお顔ですからねぇ?あ、コレなんかどうでしょう?着いて来て下さぁい!」


「じゃあカイン、可愛くなってくる、ブイ」


 お、おう。エリス、張り切っとんなあ。まあ僕もおしゃれした二人を見んのは最近の楽しみにもなって来てるからなぁ。可愛くなってこいよ...! 僕はパーカー探してくっからよ!あとジーパンも!


 それから買い物が終わったのは3時間後だった。マジで燃え尽きる3秒前だって!...これみんな知ってんのかな?

 ちなみに3件あれからハシゴしたわ。ツカレタ。ちなみにジーパンは無かったけど、パーカーはあったよ!

 これでまた一週間休ませてもらいますねぇ!


 ちなみにジーパンにパーカーは僕の普段装備な?男で他に着るやつって行ったらワイシャツしか思いつかんし。

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