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未だ見知らぬ進化を求めて  作者: まよいネコ
異なる世界との遭遇
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薬草採取! (終)

なかなか書くことが纏まらんなぁ!

 最初のヒッポ草を見つけたあとはどこら辺にヒッポ草が生えているかの感覚ができたからか、ちょいちょい見つかるようになってきた。

 

「そういえばカイン、アンタって鑑定のアイテム持ってなかったっけ?」


「あ!?えっと、いやぁそのぅ、すんませんしたァ!完全にアイテムあんの忘れっとって使ってなかったわ!」


 いやぁ、申し訳ない。完全に普通の探索しとったわ。ん、忘れとって今更やけど、受付の人が言ってた通り鑑定使って探すか。

 まあ試しにやって見ればわかるか!


「『鑑定』!お?おう?み、」


「「み?」」


「見えやんかったわ!」


「ダメじゃない!なんで?鑑定使ったんでしょう?」


「もしかして、隠れてるから?」


「ん?ああ、なるほど!あ、いや、まさにその通りや!ようわかったな!」


 最初エリスが何の意味で言ってんのか分からんかったわ。言われてみると確かにヒッポ草はほかの草で隠れて見えやん。つまりほかの草でガードされてるから見えやんかったんやな!

 それにしても、はあ、エリスに先こされて原因当てられるってなんかショックや。確かにエリスもサリアも地頭いいのは知っとるけど今までの人生経験では圧倒的に僕の方が経験積んでるし、しばらくは僕が考えやなアカン、って思っててんけどなぁ。

 まあでも考えたらええ傾向なんかもな。この調子で色んなとこ巡ってって色んな人に出会って、いっぱい経験積んでって欲しいな。


「カイン、エリス!右斜め前にゴブリンが三体!お願い!」


「おう、わかった!サリアは引き続きエリスを守ったってくれな!」


「任せといて!」


 その言葉を半ば聞き流しつつ、サリアの言っていた場所にいたゴブリン目掛けて一直線に走っていく。

 当然そんなことをしていれば草の揺れる音と見つけやすさで向こうにもすぐに見つかった。


「ギギギ、ギャァァァ!!」


「ギィキィ」


 まあ2人に行かんだけマシか思ってやったけど案外真正面から来られんのって怖いねんかな。

 今更と思うかもやけどゾンビはまだ慣れがあったし、歩くのが遅かったからまだましやってんけど、今回はコボルトよりかは遅いけど、コボルトと違って後ろに通したらあかんわ、ゾンビよりは早いわやしな。もっと言うとなんかゴブリンが目血走らせて二人を見てる気がすんねんかな。おお、こわいこわい。


「カイ〜ン!大変!コッチにもゴブリンが来てるわ!間に合いそうにないからもう魔法使うわよ!『ファイアーボール』!『ファイアーボール』!『ファイアーボール!』」


 まさかさっきのって、ただ単に叫んだんじゃなくって仲間を集めるためやったんか!こりゃ早くこいつらしとめてサリアの助けに入らんと!


「『纏血』!はぁぁ!フッン!」


 纏血を腕モードだった状態から騎士槍風に変え、一体を貫いた後、纏血ならではの武器をまた手元に呼び寄せ、さらにゴブリンを切っていく。


 ひとまず距離を取り、ちらっと後ろを見てみるとサリアがファイアーボールを連発し応援でやってきたゴブリンを焼死体に変えているところだった。


 うお、すげえ。なんか今までのファイアーボールと違う!牽制くらいの意味合いしかなかったのに、今はちゃんと爆発して何体か巻き込んで倒しとる!この『ファイアーボール』、スキルレベルが上がったら結構使えるやつやったんやな!


最後の3体目の顎から頭にかけて纏血で下から突き上げ、貫通させたあと、急いで2人の方に戻ると、エリスも一緒に落ちていた石を投げ次々とゴブリンの頭に当てひるませた後、サリアのファイアーボールの餌食になっていた。


 おお!こんだけ当てるってエリスって投石とかも得意やねんな!

 そんなこんなを思っているうちにエリスがコケたゴブリンの頭を石で殴って潰し、絶命させていた。

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