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未だ見知らぬ進化を求めて  作者: まよいネコ
異なる世界との遭遇
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赤く染る腕

遅なったァ!

 ...やってやったぜ。

 ついに勝った!苦節10分、僕は遂にスライムに勝ったんや!

 あれ?スライムに勝ったって、なんか字面にするとすっごい地味じゃね?


 んん、まあいいや。問題はこっからやからな。

 ほんまにスライムの核を僕に埋め込んだとして何とかなるって保証はないしな。僕が読んでた小説やとキメラになったり、合成!とかなって全く別の存在なってたりするし。

 ハア、なんか急に怖くなってきた。


 すうぅぅぅ、はあぁぁぁ


「よっし...。やるか!」


 ズブゥゥゥ!!!


「,,,!?がァァ!いてぇぇぇ!」


 最初は自分の体に核が入って来たってのになんも感じんだから案外大丈夫やな思たけど、埋め込み終わった直後にものすんごい異物感に痛み、それに腕に着けてるだけやのに全身が熱いんか寒いんか分からんし、自分が何処向いてんのかもわからん!

 わかんのはとにかく痛い!それだけ!


     ・

     ・

     ・


 あれからどれだけ経ったんやろうか?

 もう意識があるんか無いんかもわからん。

 少しだけ痛みがマシになり目を動かせるようになったので外を見てみると、もう外が白み始めていた。

 埋め込んだのが暗くなってからちょっと、うぅん、大体6時くらいか?やとしたら今がだいたい朝の4時やとして10時間もたってることになる。もうこんなに経ったんか、っていう思いと、まだこんだけしか経ってなかったんか、って思いが一緒に湧いてきた。

 ただ、少し痛みが引いてからは早かった。すぐに痛みが引いていき完全に痛みが無くなったのだ。


 どうやら無事に適応してくれた様やな。

 今まで痛みで気づかんかったけど汗で体中がベタベタして気持ち悪い。

 せめてお風呂とは言わんけど、川を見つけやんとダンジョン攻略どころやないな。これは日本人として早く水場をを見つけなければ!


「そういえば腕どうなったんや?...うっわ、これは!?」


 腕を見るとそこには腕の形をした赤色の液体、つまり血で出来た腕があった。

 試しに動かしてみると普通の腕を動かす感覚で動かすことが出来る。ちなみに腕からは血の匂いはしなかった。

 どうやらこの腕?は本当に自分の腕になったみたいやな。

 そういえばステータスはどうなってる?変なスキルとか生えてへんかな?


「ステータス!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前〘 なし 〙 種族〘吸血鬼もどき〙♂ Lv1



次レベルupまで7



HP 15


MP 3



ATK 8


DEF 5


SPE 9



      種族スキル


・吸血Lv1



      上級スキル


・纏血Lv1(new!)



      スキル


・出血Lv1  ・ジャンプLv1



      耐性スキル


・苦痛耐性Lv4(new!)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 おお!なんか纏血(てんけつ)とか言うのと、ちょっと地味やけど苦痛耐性が増えとる!しかも無駄にレベルが高い!よっぽどさっきの奴痛かったんやな。折角やったら苦痛無効とかが欲しかった...。

 多分効果は今んとこ腕に血を纏うってだけやとは思うけど、そのうち手から刃出したり血の弾打ち出したりできるようになんのかな?

 うわぁ、めっちゃ夢膨らむわ!


 ...ふう。さて、興奮も落ち着いてきたし、腕もバッチリ?かどうかはわからんけどとりあえず治ったことやから、またダンジョン行く前に失った栄養を補給、つまり飯やな。それと川探しするか。

 何時までも水がないってのも問題、ってか死んでまうしな!

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