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未だ見知らぬ進化を求めて  作者: まよいネコ
異なる世界との遭遇
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進化

 遅くなってごめんなさい。

 これで休み明け投稿3日目なので最終ですね。また3日ずつ更新になります!

 ワクワクを抑えながら拠点に帰ってきましたァ!いや、やっぱ抑えながらって言ったけど全然抑えらんねぇわぁ!


「カイン、嬉しそう。そんなに進化が嬉しいの?」


「そりゃあな!だって進化やで?誰もが羨む存在が上位になるこの感じ、いやまだ進化したことないけど。でもそんな感覚やろう?めっちゃ楽しみにもなるって!絶対エリスも進化できるようになったらこの感覚が分かるようにらるわ!」


 あぁ自分でも分かるくらい声が震えてる。前世からの夢でもあった魔物転生からの進化!もしかしたらこのまま進化してったら定番の魔王になれたりして?うへへ

 よっしゃ!やるぞ!


「『進化』!」


『進化が選択されました』


『進化先を選択してください』


・レッサーヴァンパイア


・上位吸血鬼モドキ


・小血鬼(特殊進化)


 おお!なんかこれみたらめっちゃ実感湧いてきた!さっきまでも興奮しとったけどコレ見て運命感じたわ!

 ...え?上位吸血鬼モドキ?ハッハッハ、そんなん見えへんわ。


「どう?いい進化先は見つかったかしら?」


「うん、までちゃいいのあった!その名も...」


「なに?もったいぶらずに早く言いなさいよ!」


 ぐふふ、今はこの非難の目すらも心地いいわ!


「『小血鬼』や!どう?カッコイイやろ?それに加えてな?なんとこの進化先特殊進化らしいねん!」


「へえ?それって、すごいの?」


 え?特殊進化って凄いんちゃんうんかな?もしかして日本の免許見たいに小型特殊見たいにめちゃしょぼい進化先、みたいなことは無いよな?いやないはず...。無いよな?


「多分?いや、間違いなくすごいはず!」


「それって、ホントに?」


「うっ...!いや、ええねん凄くなくっても。ぼくはこの『特殊進化』って響きが好きなだけやから!てことで決めました!」


...スゥッ!


「『小血鬼』に決定や!」


『進化先が決定されました。進化を開始します』


『進化完了まで、24時間後を予定しております』


「えっ?ちょっ、まっ!二人ともまた明日!」


 そう言いきった瞬間、僕は猛烈に迫ってくる眠気に耐えきれず、寝た。



ーーーーーサリア視点ーーーーー


「えっ?ちょっ、まっ!二人ともまた明日!」


 そう言いきった瞬間カインは後ろに倒れ、そのまま死んだかのように動かなくなってしまった。


「えっ?ちょっとカイン?大丈夫っ?エリス!ちょっと急いできて!カインが倒れたまま動かないの!」


「分かった!今行く」


 良かった。まだまだレベルは低いけれどエリスは回復魔法が使える。これを使えばカインは起きてくれるかもしれない。


 そしてエリスがカインのそばで膝をつき、回復魔法をつかおうとした、その時。


「ね、姉さん。カインからなんか糸みたいなのが出てきた。これって大丈夫なのかな?」


「わ、分かんないわよ!あ、そうだ!カインって確か鑑定できるようになるネックレスを持ってたはずよね?それをちょっと借りましょう!」


「分かった、探してみる」


 そう言ってエリスはカインの首あたりを探してくれてるんだけどあたしとしてはよくカインのネックレスのことを思いだせたな、と言うぐらいにはパニックになってしまっている。ここはエリスに任せておいた方が良いのは分かってるけど任せておけない。何か手伝えないだろうか?


「姉さん、うろちょろ、しないで?じっとしてくれてた方が落ち着いて探せる。...ほらね。鑑定」


 うぅ、ごめんねエリス。でも本当にじっとしてられないのよ。ても良かった無事に探し出してきてくれて、鑑定まで使えて!


「エリス!結果は!?」


「落ち着いて姉さん。...『進化の繭』、だって、たぶん進化するときにでるもの、なのかな?」


「はあ、良かった!じゃあカインには何もないのね?」


「たぶん?」


 はあ、その言葉を聞いて安心したわ!

 そう言えばカインも寝る前に『また明日』って言ってたわね。騒いだあたしがバカみたいじゃない!

 どうでした?前世の僕も今世の僕も初の試みで他視点でのお話、今回はサリアですね。上手くかけていましたか?

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