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未だ見知らぬ進化を求めて  作者: まよいネコ
異なる世界との遭遇
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レベル上げや!

休み明け投稿二日目

「エリス!右から攻撃が来るわ、避けて!」


「フッ...!やっ!」


 今僕らは一階層で経験値集めをしてる。2階層以降やと相手も一応武装してくるからレベル一の状態の二人やったらちょっと危ないからな。魔法が使えるみたいやから後ろからちまちま攻撃してもらってもいいけど戦闘経験もそやけど体力とか全くつかへんからな。

 ちなみに僕らは後ろから見守って危なくなったら助ける。ってことをやってる。というのも最初のうちはパーティ、と言うか団体で戦ってたんやけど経験値の入りを見る感じ分散されて入ってるみたいやねんかな。

 だから今こんなスタイルになってる。

 あ、エリスがゾンビ倒した。次はサリアの番やな。


「サリア、気張れよ!」


「うん、頑張ってくるわ!エリスには負けてられないもの!」


「姉さん、頑張って」


 前に2人にステータスを見せてもらった感じ、残り15になってたから、この戦いで経験値を12貰ったと思うので残りのレベルアップまでの経験値は3程になる。

 大体2匹倒せばレベルアップって感じかな?


「うぇぇ、やっぱりここから出る時も思ったけど気持ち悪いわ。生理的に受け付けないって言うか...。今からでも魔法使っちゃダメ?」


「そらアカンやろ!わざわざ体力をつける為にこうしてるっちゅうのに魔法使ってたら何時までも体力つかんやん!ここで諦めてほっといたらこれからの旅がしんどくなるだけやぞ!」


 あ、そうこうしてる内にゾンビかこっちに気づいた。


『グァァ!グゥゥ!』


「サリアァ!こっちに来たぞぉ!渡した棍棒でドタマカチ割ったれェ!」


「もぉぉっ!気持ち悪いってんのよォッ!」


 ゲシッ!ボグッ!ボガッ!バジャア!


 掴みかかろうとしていたゾンビを脇をくぐり抜けるように避け、後ろに周り込み、背中を蹴りゾンビを転ばせた。

 そこからはタコ殴りだ。サリアはスイカ割りと勘違いしているのではないかと言うほどゾンビの頭が割れるまで叩いていた。

 勿論ゾンビの方も何も抵抗していなかった訳では無いのだがサリアに背中を踏みつけられ、結局何も出来ずじまいで終わってしまった。南無...


「次はカインの番ね!楽勝だとは思うけど一応気をつけてね!」


「ファイト」


「おう!あんがとな!頑張るわ!」


 まあ、一撃なんやけどな...。

 あ、ゾンビ。さよならゾンビ。


 ボクっ!ドロォ...


 あ、特に関係ない話やけどゾンビの血は腐ってるからかは解らんけど生きてるやつみたいにパッとは血が舞わへんねんで?ゾンビの血はドロォって感じで元気がない感じやわ。知ってた?


『経験値を12獲得しました』


『レベルが上がりました』


 『進化が可能です。実行しますか?』


 『Y/N』


 オォッ!ヤベェッ!進化やって!出来たらいいなとは思ってたけどほんまに出来るってなったらこれほど嬉しいとはな!

 まあ、でも今はしやんかな。拠点に帰ってからじっくりしたいし。体の構造が変わるってなった時いきなりボキボキ言い出したら2人ともびっくりするやろうしな。

 ...次二人のレベル上がったらここ出て進化しよ。デヘヘ!


「2人とも、それぞれ一体ずつ倒したら一旦出よか。ちょっとしたいことが出来たからな」


「えっ、もう?」


「したい事っって、何?」


「おう!よう聞いてくれた!なんとな、『進化』が出来るようになったんや!やからちょっと拠点まで一旦帰って落ち着いて進化しようと思って」


「ふうん、まあいいわアタシもレベルはあげたいけどここにいたら臭いが染み付いちゃいそうだし」


「うん、私もそれでいい」


「よっしゃ!決定やな!」

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