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未だ見知らぬ進化を求めて  作者: まよいネコ
〜幕間〜やり残しのダンジョン探索
188/190

中ボス戦闘編・二

ジンジンと痛んでいた僕の脇腹はエリスの回復魔法によって即座に治り、いつでも戦線復帰ができるようになっていた。


「サリア、次の魔法は!?」


「無理、今売ったばかりだからもうちょっと時間がかかるわ!多分あの蜘蛛、またあたし狙ってくると思うから、カイン。防いでよね!」


「了解、任しとき!」


 ぶっ飛ばされて開いてしまった距離を急いで戻り、サリアと蜘蛛のあいだへと割って入る。


 当の蜘蛛はさっき散々ランスで頭をぶん殴ってやったからか、足がおぼつかない様子で体をガクガクさせながらもこちらへとだんだん迫ってきていた。


「これ、脳震盪とか言うやつやん!?やったら、今がチャンスやんなぁッ!」


 相手もダメージを負っていることが分かる。ちゃんとダメージを与えられ、有利な状況になっている事に少し嬉しくなりながらダッシュで蜘蛛へと走りよる。


 あと数歩というところで、思いっきりランスを体ごと後ろへとねじり、ここが一番力が乗る!という所で外れる可能性など考えずに思いっきりランスを横凪に振る。


 それを視界にとらえた鬼蜘蛛は半ば体を崩れ落ちさせるように下へと頭を下げ回避するが別にそれでも構わない。


「それやったら足に当てたるわァッ!」


 ...メシャッ!


 そう鈍い音を立てながら蜘蛛の右前脚はちぎれ飛んでいき床を滑って遠くに行く。

 脚を一本失った蜘蛛はあと五本、脚があるとはいえ、今までのバランスが崩れ、若干歩きにくそうだ。が、何とか体をふらつかせながらも残った左足で殴りかかってきた。


「ハハッ、さすがにそれじゃあ力が乗らんやろう!?」


 とはいえ八メートルもの巨大な脚がある時は絶対に受け止めきれなかったというのが、脚1本なくなってやっと全力で防げば受け止められる。になったに過ぎない。


 受け止めきった所でランスから1本の血を派生させ、短剣を一本作ると僕はそれを握りしめ全力の突きを蜘蛛の目にはなった。

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