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未だ見知らぬ進化を求めて  作者: まよいネコ
〜幕間〜やり残しのダンジョン探索
172/190

なんか戦闘シーンが少ない気がする今日この頃

とにかく眠い。でも久しぶりに戦闘シーン描きたい。でも眠い、眠い

 僕達は今三十分ほどをかけて第二階層の中盤まで降りてきた。

 当初の予定よりは少し遅く、何があったかと言うと思ったよりも敵と遭遇する事が多く、そいつらとの戦闘が強いられる為に手間取っていたのだ。


「なんかこの前潜ったダンジョンよりも敵が多くない?このままじゃ絶対予定通りの時間に四階層まで行けないわよ?」


「あ、やっぱり?サリアもそう思ったか。そうやねんかなぁ。ここら辺って地図的に見てすぐやったから半分位の時間でここまで来れると思ってんけどな」


「四階層で戦う時間が、少なくなっちゃうね」


 そう、それが問題やねん。

 今日なんで来たかって、もちろんダンジョンで慣れるためって言うのもあるけど出来るだけ敵の行動とか戦った感じとかを予習しといて、次ここに泊まりがけで攻略しに来た時にちょっとでも楽をしたかったからやねんけどな。


 うぅ〜ん。まあ考え方によっちゃあこの思ったよりも時間がかかるって学べただけでもちょっとはプラスになったって考えるべきかなぁ。


 っても、どう考えてもマイナスやねんけどな。絶対に新しいモンスターと戦って実践の経験値を貯めた方が自分のためになるもんな。ハァ...。


「ちょっと、急ぐ?」


「うーん、エリスそれもええかもしれんのやけど、やっぱ曲がり角で不意打ち食らうのめちゃめちゃ怖いねんかなぁ。どうしよ?」


「カイン、悩むくらいならやめた方がいいんじゃない?悩む事ってのは出来ないって事だって思っておいた方がいい、って先輩冒険者が言っていたわ?」


「そうかぁ。じゃあこのまんまのペースで行くかぁ?あっ!?敵、さっき槍の先っぽと顔が見えた!急いで顔引っ込めたから絶対じゃ無いけど、あれは多分コボルト、やったと思う」


 その言葉を聞き、サリアは炎の魔法【ファイアボール】の準備を始める。

 そのタイミングで魔物は気付かれたのを悟ったのか曲がり角から飛び出してきた。


 飛び出してきたのは、やはりコボルト。

 ただ一つ誤算だったのはコボルトが一匹ではなく三匹いた事か。


 誤算と言っても所詮コボルトはコボルトだ。いくら三倍の数になったからと言っても脅威度はそんなに変わらない。

 何せ森を出た時点で十匹を超えたコボルトに襲われても難なく撃退できたし、今はその頃と違って僕たちのレベルもだいぶ上がってるからな。


「あ、そうや。一回『纏血』を使わんでもどこまでやれるか試してみたいんやわ。ええか?」


「まああたしは別にいいわよ?どうせコボルトが三匹じゃ対して経験にもならないし、魔力を節約出来るならした方がいいじゃない?」


「うん、わたしも、だいじょぶ。カイン、任せた」


 うん、エリスも親指立てて応援してくれた。じゃあちょっと生の戦闘スキル、磨いてみよかな。

 なんせ僕まだ短剣以外の武器スキル持ってないし。今回は直剣で行ってみるかな冒険者らしく。


「シャアッ!スキルの礎になれやボケ畜生共ぉっ!」

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