表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未だ見知らぬ進化を求めて  作者: まよいネコ
〜幕間〜やり残しのダンジョン探索
171/190

ついに始まるダンジョン探索

 朝の買い物を終え、僕達は今第二ダンジョンの入口へと立っていた。


「カイン、この前に来たばっかりなのにちょっと緊張してきたんだけど」


「うん、サリア。実を言うと僕もやわ。なんかダンジョンの入口ってなんとも言えんけど迫力、みたいなんがある気がするよな」


「ん、確かに、雰囲気があって、ドキドキする」


 ダンジョンの前でそういう会話をしていると、後から到着したパーティ達が初心者を見るような暖かい目を向けながら続々とダンジョンの中へと入っていった。


 やはり光石が主な資源となっている第三ダンジョンと異なり第二ダンジョンは人気があるのだろう。


 とはいえ、そんな会話をしていても何も始まらない。そう思いカイン達はダンジョンの中へと侵入して行った。


「よし、こっからは気合い入れて行くぞ!ま、四階層までは最短距離で行くからそこまで戦闘はないと思うけどな」


「そんなこと言ってると足元すくわれるわよ?ちゃんと気を引き締めていきなさい」


 うっ、サリアに注意されてしもた。なんか知らんけど時々サリアって先生みたいなキャラになる時あるよなぁ。ちょっぴりうざこいタイプのヤツな。

 僕の気にしすぎか?


「あ、ちなみに走りはしやんぞ?魔物とばったりが怖いからな。目標は片道二時間で四階層やな、もちろんあくまで目標やから疲れたら言うこと、ええな?」


「当たり前、遠慮する意味が、ない」


「それにそんなクタクタ状態で四階層に出てくる魔物の相手なんか出来ないわよ」


 よし、じゃあ行くか!昼からの探索やからそんな時間に余裕がある訳でもないからな。

 でも一階層だけは遊び気分で行ってもええやろか?

 情報でも初心者用にスライムとその進化したアクアスライムしか出やん言うてたし。


 そういえば前回は宝箱めちゃくちゃ探したけどあんまり無かったんやんな。今回は見つかるとええんやけど。こういう時盗賊、って言うかシーフ役みたいなんがいれば見つけやすくなったりするんかな。


 まあ無理な話か。僕だけじゃなくって皆が問題抱えてるパーティやしな。誰も入りたがらんか。

やべぇ、とにかくねみぃわ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ