酒を呑むと眠くなる。
今日は全然書けんから次の話と合体させます。
タイミングは次の次の話が出たあたりで。
ロイさんが報告してくれたのを僕たちが補足する形で報告を進めていく。
受付嬢とその補佐役の職員はそれを簡潔にメモを取っている。きっと上に報告するための書類作りに役立てるのだろう。
「成程、大体のところはわかりました。大事でしたので後ほど皆様から直接ギルドマスターに報告をして頂く必要があるかもしれませんので、その際は申し訳ありませんがよろしくお願いします」
「了解です。この後はもう?」
「そうですね。これでクエストは達成とさせて頂きます。ありがとうございました」
その後はみクエストに参加した皆で打ち上げをし、奢り奢られの打ち上げになった。
今回はきっと皆、これ程酷い事件はなかなか見ないと言っていたのであの光景を忘れたい、という思いも多少はあっただろう。最初から相当テンションを上げ、盛り上がっていた。
「ふう、さすがに飲みすぎたかも?眠気でフラフラやわ。もう帰る。行くぞぉ、サリア、エリス」
「私はまだ飲めるからもうちょっと呑んでる。姉さんたちは先に帰っていて?」
「おーけー、分かった。今回みたいな事があるかもしれんから誰かに送ってもらいや?すいません誰かお願いしても?」
「いいよ、僕が送っていくから」
おお、ロイさんも結構飲んでるハズやのに何であんなにケロッとしてられるんや?めちゃザルなんやな。
ちょっと憧れるわ。そんだけいっぱい飲めるって事やからな。
...ああ、ねむ。早く帰って寝よ。
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宿に帰ったあとは何をするでもなく酒を飲んだことによる眠気から直ぐにベッドに飛び込んで泥のように眠った。
そして次の日、しっかりエリスが帰ってきているかが不安になって無事に帰ってきているかを確認したが、その心配は杞憂に終わり、ちゃんと自分のベッドに入って眠っていた。
「エリス〜、サリア〜、もう朝やけど起きれるかぁ?もし無理そうやったら女将に頼んで食事軽いの持ってきてもらうけど?」
「...ゔ、う〜ん。あたしは無理、朝ごはんも要らないわ」
「おはよう、カイン。私は大丈夫だから食べに行く。着替えるから先に出て食堂にいってて?」
へぇ、先に僕と一緒に帰ってきたサリアがダメで長いこと飲んでたエリスが朝ごはんまで食べれるって、ちょっと面白いな。
とにかくサリアしんどそうやから本人は要らんって言ってたけどお粥なり持ってってやろっかな。
「おまたせ。先に行っててよかったのに」
「ん?まあそんなに急いでなかったしな。どうせやったら一緒に食べたいやん?」
「そう、ね。じゃあ、行こ?」
そういえば、僕一回も二日酔いってしたことないねんけど、そんなに辛いんか?なんか頭痛くなるって話はよく聞くんやけども。
「あ、今日の朝ごはん、美味しい」
「おん?おぅ、そうやな。昨日はずっと味の濃いもん食っとったから、こういう軽めのサンドイッチとかすごい美味しく感じるな」
それからは、これからどうするかを話し合ったりどんな事をしたいかの話になり、次の街に行く、と言うよりかはサリアの二日酔いもあって二日位の休日を挟んでダンジョン、この前行った第二ダンジョンが完全には攻略できていなかったので今度こそ完全に攻略する、ということになった。
「じゃあ姉さんにこれを渡しに行くから、そのついでに話してくるね?」
「おう、ありがとうな」