お買い物、でぇと?
サリアを連れて僕達は手早く飯とコリン用の服を古着屋で買おうとしていた。
「もうスラムは抜けられたんだし、ここからは走るのをやめて歩きましょう?そろそろあたしも歩けるくらいには回復してきたから降りて歩くわよ」
「いや、もうちょっとこのまんまでいたら?ギリギリ歩けるだけのやつを歩かせたところで、って感じやし。完全に回復して走れるくらいになったらまた考えるわ」
ほんまはちょっと恥ずかしいけど、足引きずるような速度で歩かれても帰る時間が遅くなるだけでいい事ないしな。
あと、何がとは言わんけど背中に感じる幸せが幸せしてる。あれ?なんか日本語がおかしいような?
まあ、サリアもしっかり女の子やったっちゅうこったな。なんか同じ石鹸使ってんのにサリアの方がええ匂いするし。
「まずは古着屋に行くのよね?串焼きなんかブラブラ持ちながら服見て回りたくないもの」
「え、そんな吟味する気か?まあ串焼きは確かに後でええけど。あ、この古着屋入ろっか。マントとなんか簡単に着れるもん、あとは下着くらいかな」
「そうね。買うとしたらあとは体を拭くタオルとかかしら?それを買ったらもう戻っても良さそうね」
そして目に入った店へと入り、灰色のマントと麻の服とズボン、サリアに下着を選んで貰って買った。
うん、でも下着まで古着屋で売ってるとか、ファンタジーやなぁ。こういう時以外で下着の中古なんて誰が買うんやろうな。僕やったら手拭い程度にだって使いたくないし。
「さあ、あとは串焼きだけね?早く買ってみんなのところに戻るわよ!」
「おう、任せとき。って言うか串焼きなんかそこら辺に売ってるしな。目の前とか。おーいおっちゃん!今焼けてる串焼き全部くれ!」
「お、ホントかい!?これ全部で銅貨60枚だけど、いいのかい?」
「ほい、銀貨1枚からからで」
「まいど!お釣りは銅貨20枚だね」
お釣りを受け取り、焼いてあるものボア肉をおまけで持ちやすいようにとくれたラッシュボアの皮で包んでくれた。
さあ、お使いも終わったしみんなの所に帰るか!
ラッシュって打ったら(╬°ㅂ(°ㅂ(°ㅂ°)ㅂ°)ㅂ°)ㅂ°╬)
って出てくんねんけど、なにこれどういう意味なんやろ?ラッシュっぽい感じ出てんのかな?