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未だ見知らぬ進化を求めて  作者: まよいネコ
利用される悲劇
156/190

認識阻害の魔道具、とは?

「ほ〜、そんなに大変やったんですねぇ」


 寝てていいよって言われとったとはいえ、こういう事言うのはおかしいけど僕らほんとに寝てるだけでよかったんかなって思ってくるよな。


「いやいや、カイン。お前そんな簡単に言ってくれるけどよ?大変だったんだぞ?ロイは簡単に広く監視してた、なんて言ってたが、この一帯全てに認識阻害がかかってたんだからどこから出始めたかを確認するのほんとに大変だったんだぞ?」


「お、おぉ。それは...えらいすまんかったなぁ。認識阻害がどの程度なんか経験が少なすぎて分からんけども、まあ無神経やったな、スマン」


 でも実際目の前にあんのに認識できひんってどんな感じなんやろうな?

 物語でよくあるような霧がかって見える?とか気づいたら別の場所を歩いてるとかそんなんなんかな?ちょっと体験してみたかったかも。


「別にそんな気にしてないからいいけどよ。気にするやつはいるんだから気をつけとけよ?」


「そういえばカイン君、認識阻害、かかった事ないよね?」


「はい、そうですけど、それがどうしました?ロイさん」


「ううん、認識阻害がどんな感じでかかるのか、って考えてそうな顔してたからさ、具体的には教えられないけど、かかったらどうなるのかだけでも教えておこうと思ってね?」


 ほう、ほうほうほう!

 それめっちゃありがたいな。実際かかっても気づけないようなトラップやったら僕も困るし、ここで経験豊富なロイさんに話聞けるってすごい幸運やな!

 これも一重に僕の人柄のおかげ、ってか?

 ...それはないか。


「ロイ、さん!あたしもその話聞きたいんだけど、いいかしら?あたしも聞いておけば絶対に為になる、と思うから。いいかしら?」


「私も聞いておきたい。後で役立てたい、から。ダメ?」


 お、サリアとエリスも近ずいてったな。確かに2人も聞いとけばなんかしらの役には立てるやろうし。絶対僕と行動してる訳でもないし。ってかクエスト以外は別れて行動することも絶対あるしな。友達と遊びに行ったりとか。


「勿論いいとも。いいかい?認識阻害にかかるとね、物にもよるけど、よくあるのは別の方向を見てしまうとかかな。他にはちょっと珍しいもので言えば、技師の腕にもよるけど設定された範囲がぼやけて見える、とかもあるね。これがとんでもなくぼやけるんだよね。ちなみに今回はこのパターンだったね。...今回のこの魔道具の出来を考えたら、もしかしたらこれを作った人はプレジア魔導国の出身だったのかもね」


 えっと、確かその国って魔道具作りが盛んな国、なんやったかな?


「これが昼だったらいいんだけどな。今は夜だから眠気もあって凄まじい見にくさを誇るんだよ。勘弁して欲しいな全く!」


 はぁ、なるほど。今回はすんごい大変やった。って事はよぉ〜く分かったな


「成程、ありがとうロイ!また参考にさせてもらうわね?」


「すごく為になった。ありがとう」

プレジア魔導国、覚えてたかな?ちょっとだけ序盤の説明で出てきた国やったんやけど。


つで事で覚えてたよ〜、って人はイイネッ!を押しておらえたら嬉しいな?

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