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未だ見知らぬ進化を求めて  作者: まよいネコ
利用される悲劇
124/190

地下通路の終わり

あ、あれ?みんな後書きとかってみないのカナ?


 では前書きで失礼っ!出来ればブックマークと高評価が、欲しいなっ!!((っ´ω`)♥

 サソリ人間にはだいぶ苦戦してしまったが、無事に誰も欠けることが無いまま、倒す事が出来た。

 だが、ここでかなり時間を食ってしまった為、屋敷を表から攻略している本隊とはかなり差ができてしまっているだろう。

 それに屋敷には多分人間しか居やんやろうしな。


 そういった事で走りはしていないが、僕達裏口攻略組はかなり急ぎ目に通路を進んで行た。


「なあカイン、この通路入ってきた時よりだいぶ狭くなってないか?」


 あぁ、確かにジャクソンの言う通り、だんだん石造りの壁が狭くなってきてる、かも?


「あ?うーん、確かにそうかもしれへんな。もしかしたらこの通路の終わりが近いんかもしれやんで?」


「確かにな。そうだ、これはあまり経験がない三人、血術士パーティに言いたいんだが、こういう隠れ家を進んで部屋に出た時、うっかり死んじまうやつが結構いるんだ。なんでか分かるか?」


 通路を出た時に殺される?なんや待ち伏せでもされてるんか?


「うーん、相手には隠し通路のことはバレてるから不意打ちにあってしまう、とかかしら?」


「あぁ、サリアの言う通り待ち伏せも勿論ある。だが、一番警戒しなくちゃいけないことは自分の心だ」


「うん?どういう事?」


「こういう薄暗い通路から明るい通路に出た場合、大抵の人間は多かれ少なかれ、安心しちまうもんだ。そこをサリアの言う通り、待ち伏せにグサッ!っとやられちまうわけさ」


 ほおん、そんな事があるんやな。まあそんな間抜けな奴あんまりいやんやろ。それに今そその話聞けたからな、今回は警戒しとると思うし、まあ大丈夫かな、今回は。


「カイン、そんな馬鹿な、って顔してるけどよ、案外それでポックリ行っちゃう奴も多いんだよ、俺は大丈夫なんて構えてたらホントに一瞬で逝っちまうぞ?」


「まじかすまん、バン。完全に80パーセント位作り話でジャクソンがそんな奴がいるから気をつけろって話をしてるんやと思ったわ」


「そうだろうな。俺も話をしていて、そんな事思ってんだろうなぁって思ったからな。そんな感じがしなかったのはそれこそエリスくらいなもんじゃねえか?」


「うわお、バレてんやん。ってかエリスはホンマのことやと思ってたんや」


 ちなみにエリスとかサリアは戦闘時と変わらず後衛として僕らの後ろに居るので見えなかったが、ジャクソンとかバンは僕と同じくらいの位置にいるのによう分かったな。


「私も、ただ顔が動いてなかっただけで、嘘って、思ってた」


「マジか、ただのポーカーフェイスだったんだな、こりゃあ完全に騙されちまったぜ。...お?ありゃあ出口に繋がるところじゃねえか?」


 そう言ってバンが指さした場所はただの壁だった。だが普通の壁と違うのは、如何にもここが出口ですよ、と言わんばかりに色の違った壁でその隣には扉を開けるようと思われる、クランクが付いていた。


「よっしゃ、こっからは黙って行くぞ。さっき言った不意打ちなんかを喰らわないようにしろよ? 」

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