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未だ見知らぬ進化を求めて  作者: まよいネコ
利用される悲劇
123/190

決着!ようやく...。フウ。

 サソリ人間のしっぽを何とか切った僕はサリアたちの元へと帰ってきていた。


 ...そう言えばあの尻尾とか武器作る素材とかにならへんのかな。まあ実際どうやって生物の毛とか甲殻を武器にしてるかは全くわからんのやけどな、そんな事やってるのかどうかも。

 とあるゲームやったら毛とか翼膜とかでも武器作れとったしもしかしたら行けるんかなって。


 ってか、サリアって言ってたサソリ部分と人間部分を切断する為の魔法、もう準備出来たんかな。あんまり時間とか考えてる余裕がなかったから分からんかったんやけど。


「サリア、もう魔法は行けるか?」


「ええ、もう撃てるわ。みんな下がって!『カットファイア』!」


 ...なんかネーミングがダサいな。サリアが納得出来て、そんで想像しやすい名前なんやったら僕が文句言うことも出来んのやけど出来たら名前変えて欲しいな?ダサいから。


 そんな名前だったが、サリアが切断するための魔法として設計された『カットファイア』は三日月の形になってサソリ人間へと真っ直ぐ進んでいく。

 だがサソリ人間も戦隊モノの敵役と同じようには素直にやられてくれない。

 サソリ人間は脚を二本断たれている状況では回避できないと判断したのだろう。手にくっ付いている剣と手に持っている杖でサソリと人間とを繋ぐ縫い目を隠そうとした。


「カイン!俺たち二人で手をどけるぞ、俺は剣の方を担当する!」


「オッケイ!じゃあ僕は杖をはねあげるからな!『纏血・棍棒』ッ!」


 ほぼ同時の走り出した僕とジャクソンは右と左に別れ、それぞれ担当する方に向かった。


 それに気付いたサソリ人間だったがカットファイアも迫ってきている今、踏ん張る以外に何もできることは無い。

 僕が展開した棍棒を野球バットのように構え、フルスイングしてサソリ人間が構えていた杖をはじき飛ばし、そのまま壁際に逃げた。

 見ていなかったが、どうやらジャクソンの方も無事に剣をはじき飛ばし、その場から退避していたようだ。


「行けぇぇぇえ!」


「さすがにこりゃあ勝ったやろ!」


「ギィィガガガッ!!!」


 僕とジャクソンの活躍で両方の手をバンザイの形にしたサソリ人間はサリアの魔法によって、丁度縫い目に当たった後、サソリと人間を繋いでいた糸が無事に焼ききれたようだ。

 暫くピクピクッ、とどちらとも痙攣のように動いていたが少しした後完全に動きを止めた。


「やった、のか?」


 ジャクソンが手に持っている剣で人間とサソリの両方を突き、完全に死んでいることを確認するとこちらへと振り返った。

ってかそれ、死んでないフラグっていうんやで?ジャクソン、知ってる?今回はちゃんと死んでたけど、物語によっちゃあ、禁句なんやで?


「こいつ、完全に死んでるな。よし、本隊がどこまで屋敷を攻略しているか分からないからな、早く進むぞ!」


「「「おう!」」」

 今日確認したらブックマークが10件とちょっとも増えてた!

 つまりっ!今こそ愛想を振りまいてブックマークの数を増やすときッ!


「はよブックマークしいや。後、高評価(☆☆☆☆☆)もやぞ?」


とねっ!

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