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第十話 早山ルーイズサイド:闇の中の計略

「ルー......隊長。さっきのあれ....見たの?」

「............」

「ルー隊長ー?聞いてるの?」

「....ん?ああ!ああ、そうだ!」

さっきのネフィールの放った技があまりにもえぐくてデタラメすぎて、脳内に焼きついて離れない。で、それで視線と意識があれに釘付けで梨奈に腕を小突かれたまで反応できずにいた。

「確かに........あれはマジで荒唐無稽すぎて、この目で見ても未だに現実かどうかまだ実感が沸かないなーー。」

「あれって本当にグロすぎたわよねー!?それに、もう片方の蜘蛛もエレンが片付けたけれど、あれも30秒も満たない間で何十個まで細切れにしたのって、もう誰が化け物で誰が守護者が全然わかんなくなっちゃったよー!」

「あははは.........それもそうね。」

まったく、それについては俺も同感だよ、我が幼馴染よ。


ドーッ!

「早山隊長、ご無事で何よりだねー!?にしし~~。」

着地してきたネフィールの第一声はそれだった。心配してくれてサンキュー。

「ああ......そうだね......。」

彼女の活躍は確かに大きし、その気遣いもありがたいけど、なんか目の前にいる笑顔満面な少女が急に少しだけ怖くなって、思わず一歩後ずさったが、.....しまった!信頼すべき部下に対して、なんてことをーーー!!

「早山隊長ーー?どうしたの?一歩下がってー?」

「いや、何もないー痛いーー!」

そう。いきなり梨奈に太ももの裏を蹴られたのである。

「もう、ルーくん!じゃなくて、隊長!ネフィーはあたし達の隊員で同じ仲間でしょにーーそんな怖がってちゃ失礼わよー!?」

うぐ......まさにその通りであるな、梨奈先生......。でも、久しぶりに梨奈に蹴られたのって、なんか気持ちいいなぁ~~うふふ.....。って、じゃなくて!戦闘中なのに、何どM思考になってんだよ、俺えーーー!!


「こほん!さっきの戦果、ご苦労だったな、ネフィール!よくやってくれた。」

「にしっ!もっと褒めて!褒めて!」

そんな甘えてくる声を発したと同時にそのエッチな制服を着てるまま俺に密着してきて、胸板に自身の豊満な胸を押し付けてきたーー!

「うううおおおおー!ネフィール!何をーー!?」

朝食の時もそうだけど、ネフィールってこんなに大胆でエッチな子なんだっけー?元々これが彼女の本質かー?それとも、<神の聖騎士>である俺だから、こんな誘惑めいた行動に出てるのー?

「にししー!何もしないんだよー?ただ、早山隊長の身体に異常とかないか確かめるためだけだよーー。」

「それならいいんだけど、俺は見た通りに、元気いっぱいなんだぜー?だから.....その.......放してくれないのかな?これ.......なんか場違いな感じがして......それに.....」

身体に密着した柔らかい女体はあまりにも気持ちよすぎて、クラクラになっちゃいそうだけど、精一杯で声を搾り出して放すようお願いしたら、


「ん?へええ~~~?何そんなに顔真っ赤にしてるの~~?」

そう聞いたネフィールはいたずら好きな小悪魔的な笑みを浮かべながら俺から身体を離したけど、今度は全身を前のめりに折り曲がって、上目遣いで俯いてる俺の顔を覗き込んできて、こう囁いてきたのである、

「もしかして、さっきわたしが空中に浮いてた間に、パンツを見てしまってそれで思い出して悶々としてるのかな~~かな~~~この、このエッチなボイーは~~?」

「~~~~~!!??~~~~」

彼女の発した言葉はあまりにも意外すぎて、呆気に取られた俺は半ば動揺したまま、顔を上気させながら、素早く反論した、

「それ違うしーー!遠いところにいたから、全然見えないよーー!」

「どうかな~~?にしし~~。」

また追求する気か、再び俺に密着してくる。

「って、何するのーネフィール?離れて下さいよーー!お前こそエッチな子じゃないか、彼氏でもない男に身体をすりすりしてきてさーー。」


「へええ~~、それって心外だねぇ~~。わたしだって誰かれかまわずこんなことしないよ~~~ん。上司であり、<神の聖騎士>であり、そして仲間である早山隊長だからついついこんなことしたくなっちゃうよ~~。なんていうか、その.....友情を示すスキンシップというやつー?」

それ、絶対に意味違いしーー!それに、普通は同性同士だろう、そんなことするのってーー!(その場合は決して百合とかBのLって意味じゃないからなあー!)

「ルー隊長~~~~。戦場なのにお楽しみ中のようで、随分といいご身分にはなったわよね、あんた~~~。」

うわあー。梨奈のやつ、顔が笑ってるように見えるけど、めっちゃ目が笑ってない感じがして、青筋も立てているので、やばいよー!しかも、ゆっくりとこっちまで歩いてきて怖い雰囲気を漂わせてるし!俺って、もしかしてさっきの戦いより大ピンチ?


「にしー!どうしたのかな、森川さんーー?わたし達はただじゃれついてる最中の友情タイムしてるだけだよー?」

「それがそうだとして、場はわきまえた方がいいんじゃない?ここは戦場なので。」

俺たちの正面まで来たご立腹の様子をしていらっしゃる我が幼馴染とネフィールとの間に火花が散らされてるような気がしたけど、こんな時に、

トンー!

「みんなさん、大丈夫でしたのーー!?」

まるで救世主が現れたかのごとく、エレンがこの場の剣呑な流れを遮ってくれた!ナイスアシスト、お姫様!


5分後........

「それにしても.....よく引いてくれたなあ、あの神滅鬼の群れ......。」

「指令級である<レガース>が倒されたから、撤退を始めても不思議じゃないわねー。ね、エレン?」

「そうですわね。でもあの時は危なかったですわよね、セラッス嬢?」

「はい。<六出目線放射熱ダイギト>を放射しようとした時ですね、エレン様?あの時、反射的に<ジェシー・クレファス>の一刀を投げ出して潰すのに間に合ったけど本当にひやひやしましたよ。」

「ええ、まったくですわね。<レガース>がそれと極紅雷閃アスダファールを同時に使えなかったのがありがたいですわよね。」

ふむ。確かにはそれは助かったな。もしあの時、目からだけじゃなくてあの塔からも攻撃してきたら、さすがにネフィールでもどうしようもなかったんだろう。そして、どっちか一つだけを迎え撃てても、もう一つの砲撃が俺と梨奈のいるここに着弾しただろう。そうなったら、死ぬとこだったな、俺たち。


「じゃ、これで終わりなの、エレン?それと、本当に残りの群れをすべて殲滅しなくていいの?」

安堵の表情を浮かべる梨奈の問いに対して、

「そのようですのね。無意味な殺戮はわたくしの主義ではありませんし、これ以上殺しても何の意味はありませんわ。わたくしはただ、民を守りたいだけなので必要のある時だけにあの怪物どもを退治していいですわよ。それに、わたくしも尻尾を巻いて逃げていくものに対して、どうこうする興味も気力も沸きませんですし。」

ふむ。それは王族として、少し優しすぎやしないか?一応、神々とそれに似通っている力を持つ我々の宿敵なんだぞ?

そんなことを考えながら、俺たち4人から構成された第4学女鬼殺隊はその平野にて、夕焼けに染まる空の下に逃走していくあの怪物の大群を眺めていたのであった。


________________


神滅鬼と戦っていた第4学女鬼殺隊、その同時期。ゼンダル王国の北方の国境に隣接したシャリン王国、その王都、セメディーネツにあるシャルディーン王城にて、大白聖会議室:


「それ、本当なのかいー?リリムよ?」

「はい、先日、夢の中で偉大なるシェレアーツ様とのご対話でお聞きしました情報なので、間違いないかと思われます。」

「ほほうー。つまり、次の5ヶ月後にそれが浮上する可能性があるということだな?」

「そうですね、メシャルテァー女王陛下。」

「つまり.....聖虔白女シーヴァ様よー。その地点は確かに、シュフリード王国のネシュタール大湖の水底の地殻下にあるということでいいんですね?」

そう。今、この会議室にて、現聖虔白女シーヴァである第一王女、リリム・フォン・シャリンとシャリン王国の女王、メシャルテァー・フォン・シャリンが同席していて、さっきは<それ>について、訊ねたのはこの国の神官職において、聖虔白女シーヴァの次に2位の権限を持つ、エレッサ大祭司。全員は細長いテーブルで席について、真剣に会議を行っている最中である。


「勿論ですよ?我々に力を授けて下さっている大母神であらせられるシェレアーツ様のお言葉でしたから、間違いであるはずがありません!」

いっきに声を荒げるリリム王女ではあるが、無理もない話だ。だって、この世界に住まうすべての人間の中から、彼女はシェレアーツと一番親しい者であるから、愛する偉大なる女神様の言葉を疑われたと敏感に感じ取ったら、冷静でいられるはずがないのである。

「まあ、まあ、わかったから、リリムよ。余とエレッサ君はただ、確認のつもりで聞いただけだった。そんなに神経質になる必要はあるまい。」

「はは......まあ、それは普通でございますよ、陛下。我が聖虔白女シーヴァは偉大なるシェレアーツ様の依り代とも御呼びになられている王女様ですから、敏感になられるのは理解できる話でございますよ。」


「ほほー。それもそうか。じゃ、隣国であるゼンダル王国の女王ネネサからついさっき聞いたんだろう? クリスタルを通して余に知らせてきたんだが、内容はなんと、自国の<ゾウレーツ>という都市に、神滅鬼の大群が襲い掛かってきたとのことだ。

「はい、その場では私も同席していたので、既に知っておりますよ。」

「なんじゃとーー!!ああ!済みません、陛下。口が滑ってしまいました。ええっと、それって本当なんでございますか、陛下よー?」

「うむ。まあ、彼の国の聖メレディーツ女学園から自国の娘、それも学園の<ナムバーズ>三位の所属している部隊をあそこへ派遣したから、きっと問題なくすべて討伐できるであろう。」

「所属している?<率いている>のではなくて? わたしの記憶が正しければ、確かにそのエレン王女は王族直下部隊を率いているはず。」

エレッサの疑問に対して、真っ先に答えたのは自分の上司にあたるリリム王女だった。


「それは昔のことですよ。今、エレン王女は学園の有する第4学女鬼殺隊の一員として、務めてますよ。そう。その<奇跡の子>の一人の部下として、です。」

そう。聖虔白女シーヴァである彼女とその母親である女王はまだ<神の聖騎士>の件について、エレッサに伝えていないのである。その理由は、エレッサは愛国心が強すぎて、常に<神の聖騎士>の召喚先と所属すべき国はこのシャリン王国にあるべきと信じて止まなかった。もし、<神の聖騎士>を召喚する儀式、<聖なる神の使者を仰ぐ演舞>を隣国のゼンダル王国に委ねたという真実を知ることになったら、きっと喚き散らして何するかわからないからである。彼女の思考はたまに過激になりがちという前例も何度かあったからだ。


実は、聖虔白女シーヴァは大母神シェレアーツから召喚儀式を行うよう言われたんだが、その儀式を行うのに必要な現神術はこの周辺国において、リリム王女やゼンダル王国のユリン枢機卿しかいないので、誰がそれを担当するか正確な指示を貰っていないので、リリム王女とその母親の判断により、その使命を隣国のユリン枢機卿に任せたのである。なぜなら、ゼンダル王国はシャリン王国にない、優秀なヴァルキューロア達とその見習いである学生達が勢ぞろいで、育成のための学園と人材に恵まれてないシャリン王国が<神の聖騎士>を召喚し迎え入れても扱いきれない恐れが女王にはあったから。


「ああ........そうでございますね。その......この世界に人間がシェレアーツ様に戦闘可能な神使力を授けて下さった日以来、初の男性のヴァルキューロアなんでございますな?」

「左様です。」

「では、それで彼らの実力はどういうものなのでございますか?」

「ああ、それなら先日、向こうの学園で<ナムバーズ>9位だったフェルリーナを倒したという実績があると聞いたわ。」

「へえええーーー。入学した早々、もうあれが出来ちゃうだなんて、すごいでございますなーー。」

「きっと、シェレアーツ様のご加護を受けておられるかと。」

リリム王女と指摘に一瞬きょとんとした顔になったが、直ぐに元に戻した大祭司エレッサである。


「では、伝えるべき事項も終わりましたし、これくらいにして頂けませんか、女王陛下?公務で疲れたので早か休みたいですし。」

「ああ、そうだな。では、リリム、大祭司エレッサよ、また今度な。じゃ、以上である。」

そう声を発したメシャルテァー王女は先に席を立って退室していった。

それに続いて、エレッサもリリムも立ち上がって女王の後に続いた。まあ、それぞれが自室へと帰りにいくけどね。


その同日の夜、王城に近く建てられたエスメナーズ大神殿にて、大祭司エレッサの私室:


「はははっ!馬鹿じゃないの~~彼女たちーー!この大祭司様であるこのわらわが、本当にあの男の子二人は実は<神の聖騎士>であるということを知らないとでも思ってるの~~!?随分と頭の悪い王族の親子だなーー!はっ!」

「はは.....やっぱり考えが甘すぎて単純なんだな、あいつら?」

そう。この部屋にて、そんな怪しい会話を交わした二人がいる。一人は公務用の白いローブを未だに着ている大祭司エレッサで、もう一人は全身を漆黒の鎧で纏っている柄の細くて身長の長い女性のような体格をしている者。

「まあ、それだけ<信用に値する人物>と思われてる様で何よりだ!はははは.....」

「それはいいね。ところで、御主のゼンダル王国で展開された広い連絡網で繋がっている大勢の工作員はどうなってるんだい?」


「あああ......それについては心配には及ばないさー。というか、貴様が先日、くれたあの<瑠璃色の破片>はすごく役に立った!あのグルグラン神殿にいたユリンが神の聖騎士を召喚するための儀式を祭壇にて舞っていたら、運よくそれをあの場に忍び込ませた工作員に持たせてやったんだ。」

「だから、設置してもらってそれであの神殿に現れるはずの<神の聖騎士>4人がその神殿ではなく、ディグラン平野に転送させたんだね?効果はばっちりのようでアタイの組織としても喜ばしい限りだ。」

「そう。貴様のくれたあれで、もう一つの破片をその平野に置いておくよう部下に命じたんだ。まさか、本当に召喚先を別のところへ切りかえらせることができようとはーーー。貴様とその組織ってのはなあ、一体何ものなんだ?」

「企業秘密だ。御主に話す必要はないさーー。」


「ふううん.......?まあ、いいだろう。それで、あの小娘.....ユリンが彼らを迎えにいくと予測したから、もしかしてエレン王女もカレバスを通してそれを知らされたからそいつも加勢しにいくとも予想したので、その平野にもまた<足止めするの罠>を用意してやった、貴様のもう一つくれたアイテムのお陰でな。」

「ふふふ......偽幻体ルナ・ファルスというんだ。それは元々、人形の形をしてるが、<擬態変貌ヤークス>という現神術を唱えれれば、想像上の姿に変貌させることができるでしょー?」

「ははは.....試してみたらそうだな!おかげであんな脳みそお花畑な王女様を騙せたよ、傷だらけな老人の姿に似せて化かせたその擬態変貌ヤークスでな!あははははっーー!!!」


「満足してもらえて何よりだな、ふふ.....。人形だから神使力もなくて、蒸発させても痕跡を絶対に辿らせないね。ところで、本日、隣国のゾウレーツという都市に800体までの神滅鬼の大群が襲い掛かったけど、あれは御主の仕業だなーー?」

鎧を全身に纏った女性に訊ねられて、こう返事する大祭司エレッサ、

「ああ。貴様のくれた三つ目の便利な道具、あの<餌食誤認誘導エラッフでな。」

「それをあの<サラドン平野>へ置くよう部下の工作員に命じたんだろう?まったく、自国ではなく隣国がその召喚儀式を行う使命を得ることに対して憤っているとはいえ、召喚された<神の聖騎士>の全力や成長速度を測ったり、必要と感じたら危害とか殺害を加えたりしたいからって、これ以上あまり隣国に混乱を巻き起こさないでくれよーー?アタイらの尻尾が捕まれたら、総力を上げる向こうの戦力はマジでやばいくらいだ!」


「わかっておるよ!わらわはただ、あの小僧小娘らの底力を図りたいから、最初はあの神滅鬼がよく跋扈してるあの平野に召喚の当日にて転送させてやったが、まさか初日では無力に等しい神使力量で転移されたとは微塵も思ってなくてのーー。しかし......餌食誤認誘導エラッフ一個だけで800体まで呼び寄せられるなんて......。」

「当然だ。アタイの所属している組織の優れものだ。効果抜群というのは当たり前だ。」

そう。神滅鬼の出現元は今まで何度か確認されたことがある。実際に出現する時は、地面.....というか、地殻の下から突如として這い上がってくるのがすべてだ。例外はない。謎の紀元のある怪物だから、調査隊に出現した現場の地殻下を調べさせてもそれらしきアジトとか巣は歴史上、いままで皆無である。


「しかし.....現場で忍び込ませた部下の置いておいた小クリスタルを見る限り、その群れの最強な指令級には6番目のラングル級2隊である<レガース>しか襲ってこなかったから、かなりがっかりしたよ?」

「まあ、機会はいくらでもある。餌食誤認誘導エラッフの在庫はまだ複数残ってるが、今のところは御主にくれてやるものは何もない。調子に乗られても困るからなー。」

全身に鎧を纏っている女性にそう言われると、むっとなった大祭司はこう言い返す、

「じゃ、貴様の組織に対しても同じことが言えるだろうーー?他の国でもこそこそ動き回ってるようだとわらわの連絡網が知らせてくれたが、貴様たちもあまり調子に乗りすぎると、痛い目を見るかもよーー?」

「お互いさまだな、ははは.......」

闇の中で交わされたその会話は計略ばかりの内容で、他国への干渉も厭わない悪巧みを計画している二人の女性がいるのであった。



その夜、同時刻のエスメナーズ大神殿の近くにある一軒家の屋根にて、全身を黒いローブで纏われている女性らしき体格を持つ人影が立って、二人の会話を優れた聴覚で以って盗み聞いている最中だ。

「すべてを手元で計画通りに事を進めていくと思っているが、生憎と、貴様二人こそ、我々の手のひらで踊らせられているとも知らずに.........愚か者だな、貴様らは...........。あははっ!あははははははははー!!!!」

真夜中に、その二人の密談を面白おかしく感じたか、高笑いしている耳の尖っている人影がいるのであった。


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