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リードとナッツはビーズの体を掴むと、引きずりながら飛び出して行った…。
小さい体リードとナッツが軽々とビーズを引きずって…あっという間に下水の溜まる地下に行くと…リード達を伺うようにネズミ達が隠れている…。
(おい!みんな餌を持ってきたぞ!)
ナッツの声にネズミ達が反応する!
ビーズをポンっとほおり投げて腹に刺さった棒を体ごとそのまま地面に深く突き刺す。
「ぎゃぁぁ!」
傷口を抉られビーズがのたうち回るが深く刺さった棒はビクともせずに、ビーズは逃げ出す事も出来ない。
そんなビーズをネズミ達がとり囲んだ…。
(みんなゆっくり食べなね)
(喧嘩するなよ!)
リード達の声にネズミ達が一気に襲いかかると…ありとあらゆる場所を噛まれる、肉が鋭い牙で食いちぎられる。
我慢出来ない程の凄まじい激痛が走るのに意識が途切れる事は無かった…
体の外側を食べられて…血が大量に流れるがビーズはまだ生きていた…。
「なんでぇ…なんでぇ死ねないのぉー」
ビーズがリード達を見ると…
「さっきブラッド様が食べさせた物のせいですよ、あれのおかげであなたは死ななくてすむそうです、よかったですねぇ~」
「食べられても食べられて少し待てば肉が戻るらしいぞ!痛みはそのままだけどな!」
「ぞんなぁ~」
「じゃ俺達は行くから!お前達はゆっくりとこの餌を食べてくれ」
ネズミ達に挨拶をすると、リード達は振り返ることなく走り去る…。
人間が寄り付くことないネズミ達の巣に悲痛な叫び声がこだましていた…。