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「おはようございます!」


リリアナが食堂に行くといつものメンバーがもう既に揃っていた


「おはよう」


「「「おはよう!リリアナ!」」」


シュカさんと三人が声をかけると…


「昨日は楽しかったな!」


ガルムがニヤニヤと声をかける


「ああ!みんなでご飯食べていい休日だったぜ!」


シシオも頷くと…


「お前らはいいよな…でも!俺はリリアナにお土産貰ったぜ!なぁ!リリアナ?」


ルーダがあのコップを見せると


「「俺たちだって貰ってるし」」


二人も色違いのコップを見せる


「なっ!」


ルーダが二人のコップをジロジロと見ると


「三人でお揃いですよ!」


リリアナが笑って答える。


「で、でも俺はサンドイッチも貰ったんだ!お前らに見せびらかして食べようと思ってな!」


そう言うとサンドイッチを出してかぶりつく…


「はぁっ!辛ーー!」


大量に入った辛子に鼻の頭がツーンとして涙が止まらない…


「な、なんだこりゃ!」


ルーダが急いで水を飲んでいると…


「あっ!ルーダ僕の特性サンドイッチ食べたんだ?どう味は?」


ファイが顔を出してニコニコと笑っている。


「やっぱりお前かよ…島送迎に激辛サンド…もっと優しくしてくれよ…」


ルーダがしょぼんと肩を落とす…


「ル、ルーダさん!大丈夫ですか?ファイ!意地悪しちゃダメだよ!」


リリアナがルーダに寄り添ってファイに怒ると…


「ご、ごめん…」


きまり悪そうなファイをみて…


「凄いな…リリアナ…ファイが素直に謝るなんて…」


「えっ?ファイはいつも素直で優しいよ?言えばちゃんとわかってくれるもんね」


「うん!もちろん!ルーダ…悪かったな!」


ファイがリリアナから引き剥がしてルーダに肩を組むと、力を込める…。


「グッ…」


「ルーダ…余計な事言わない方がいいよ?ムーマの様子見に行かせるよ…」


ファイがニコッと微笑むと…


「はい!何も言いません!さぁ!仕事!仕事!」


ルーダは敬礼をすると、ファイから逃れた。



いつも通り朝食の用意と済ませて夕食の準備に入っていると…


ハク様が厨房に顔を出した…


「ハク様最近よく顔を見せますね」


シュカが笑うと…


「たまたまです…リリアナに言伝がありまして…」


私?


リリアナが顔を上げると


「仕事が一段落ついてからでいいですから、顔を出しなさい」


「はい!わかりました」


リリアナが頷くと、満足そうに帰って行った…。


「あんな用くらい…部下にでもやらせりゃいいのにな…」


ルーダがボソッとシシオに言うと…


「いつもなら…絶対そうしてたよな」


うんうん!とガルムも頷く。


「無駄口はいいから手を動かせ!」


シュカから喝が飛ぶと…


「「「へーい」」」


三人は持ち場へと戻って行った。


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