東北ツーリング⑤
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今回のツーリングで何人ものバイカーと出会った、名前も知らないが皆気の良い人だった
秋田の道の駅でDucatiとBMWに乗った40代の夫婦に出会った、どちらもレーサーバイクですごいかっこいい夫婦だった
歳いっても夫婦でツーリング何て格好いい等話していたら、仲良く成って、山形で美味しいそばを食べさせる店が有るからと誘われ、新潟方面に向かうつもりだったが、そば好きの俺は誘いにのった、急ぐ旅でも無いので
夫婦は俺達に合わせて走ってくれ、俺達が後を追う形で凄い走りやすかった
しかし、まさかの事態が起きた
先頭を走る奥さんバイクが、
凄いスピードで下って車がセンターラインを越えて来た車の後部にぶつかり、壁に飛ばさバイクに挟まれた
俺はとっさに駆け寄り大型バイクを慎重に持ち上げた、しかし
奥さんは肺が潰れ虫の息だったた
ヒ「この事は絶対にナイショで」
旦那さんは呼び掛けに答えず、
奥さんに声を掛けるだけだった
俺はヤバイと思い、レーシングスーツのジッパーを下ろそうしたところでご主人に止められたがシオーネのフォローにより、
ジッパーを下げ中のシャツを目繰り上げ、奥さんに完全回復をかけた、手にうっすら光りが射すと奥さんの呼吸が元に戻った
旦那さんは何が何やら解らず、
奥さんの前に正座し泣いていた
事故を起こしたカップルは顔を青くし茫然自失といった状態ながら警察と救急車を呼んだらしい
山道の為、凄い長い時間待たされたがやっと救急車が来て、無事運ばれ、救急車が出発直前に
警察も到着
運転手は彼女に良いところを見せようとドリフトしようとして、対向車線にバイクが居るのに気付いたが間に合わず事故を起こしたとの事
俺達も聴取を受けたが、運転手が言った事と同じなので現場検証も終わり警察も帰り、俺達は
ヒ「シオーネお疲れ様」
シ「ヒロキこそ疲れた顔してるぞ」
ヒ「奥さん死にそうで焦った」
シ「バイク収納して病院に持っていってあげましょう」
ヒ「そうだな、回復魔法も見せちゃったしな」
俺達は連絡を取り、病院に向かった
病室を訪ねると、奥さんも目を覚ましており、夫婦に回復魔法の事をナイショにして欲しい事を話すが奥さんは魔法を信じず
仕方がないので、アイテムボックスからバイクを出して見せた
奥「え、え、え、うそ・・・」
主「・・・・・」
ヒ「詳しい事は言えないが俺達は
魔法が使える、この事は絶対に秘密にして欲しい」
最初の内は奥さんがこんな凄い事公表すべきと力説していたが
俺たちにも限界はある助けられる人助けられない人、必ずそこで不公平が出てくる、全員助けることはできない、だからこの事は秘密にしたい事を納得してもらった
それから俺達はご主人のご好意で近くのホテルを取ってもらった
ヒ「シオーネ予定外だけど、明日帰らないか」
シ「今回の旅行は色々有ったけど楽しかったよ」
明日朝、病院に寄ってから帰る事にした
病院に着き、病室に行って俺達は帰る事を伝えると、ご夫婦も帰るので、出来ればバイクを預かって欲しいとの事を俺達は了承して、明後日に連絡を取り合って会う事を決めた
会う当日、俺達の地元の駅まで迎えに来てくれると言うので、
駅に向かうと
ヒ「まさかあの車じゃ無いよな」
シ「こちらに頭下げてるよ」
ヒ「あの車、下手なマンションより高い車だよ、花谷さんって何者」
運転手さんがドアを開けてくれて、俺は緊張しながら乗り込む
と静かに走り出した
運転手さんも気さくな人で約1時間のドライブを案内されたのは窓の無い真っ白な壁にガレージの入口だけ、でも何かお洒落で中に入ると、高級車に高級スポーツカーにバイクが、それに
豪華な玄関
『すっげーセレブだ』
ご夫婦が出迎えてくれて、俺はまた緊張、シオーネは平常運転
さっそく広いリビングに案内され、ソファーに促されると、
テンション高く奥さんが、
「あなた私に何をしたの、私は私は」
言葉に詰まり泣き出した
ヒ「すみません、今にも危なかったので」
奥「違うの、違うの」
主「僕か話すね、実は彼女、病気で子宮を取っているんだ」
奥「それが掛かり付けの病院で、
精密検査して貰ったら、どこも問題無し、それに子宮が有って妊娠も可能だって言うじゃあ無い、彼の子供が作れるって」
主「僕達はもう子供はあきらめて居たんだでもヒロキくん、シオーネさん、本当にありがとう」
奥「でも、高齢出産に成っちゃうから頑張らなきゃ」
ヒ「ここまで来たら!そっちも何とかできるかも」
隠すところは隠していろいろ話をし、花谷さんは制御技術で有名なIT企業の経営者なんだそうだ
主「お礼をどうするか悩んだんだけど、お金は受け取って貰えなさそうなので、4人お揃いの時計を是非受け取って欲しい」
ヒ「そう言われては断れないので
シオーネと大事にします、ただ俺達高そうと思うんですけど、
価値を知らないので、もったいないですよ」
主「そんな高い時計じゃ無いから普段から使って」
それから楽しく夕飯を頂き、これからも歳の離れた友人として連絡しあう約束をして、帰りにバイクを返し、帰りも車で送って貰った。
帰ってネットで時計を調べたら俺のバイクが5台以上買える
『怖くて普段使い何て出来ませんから、花谷さん』
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