表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生産職の異世界無双  作者: NORA
第1章 王宮編
8/12

閑話・ミア・ウルフ

私はミア・ウルフ、この国では嫌悪されている獣人です。獣人と言ってもいろいろな種類がいて、私はその中でも珍しいシルバーウルフと言う種類の獣人です。シルバーウルフ種は敏捷力がとても高い種族として知られています。天職は戦闘向きの天職しかいないような種族です。しかし私の天職はメイドと言うありふれた天職でした。そのせいで私は親や仲間たちから厄介払いされこの国の王宮でメイドとして働いています。でもこの国は獣人を嫌悪しているので扱いがとてもひどいです。

 私に居場所はないのでしょうか、そんなことを考えては悲しい気持ちがあふれてきます。でも私は信じています、いつか私にも居場所ができることを、こんな私のことを認めて対等に話してくれる存在を

 


 そんなことを思いながら働いていると、この国の国王様が異世界人と言うほかの世界の人間を召喚しました。私はその中で唯一非戦闘職でありステータス値も低く役立たず、無能と思われ王宮からすこし離れた所にあるボロボロの家にうつされ、対応も他の人たちとはあきらかに違う。そんな彼の伊藤奈緒様のお世話をするように言われ離れた所にある家に向かいます。

 そして家の前につきドアの前で深呼吸をして覚悟を決めます。どうせまた嫌悪の視線を向けられるんだろうと・・・・・しかし私の予想は外れました。


「そのケモミミとしっぽをモフらせて下さい!!」


私を見ると奈緒様はいきなり土下座をしてそんなことを言ってきた。

獣人族にとってミミやしっぽを触らせるのは将来を誓い合った人だけだと言うことを異世界人である奈緒様は知らないのだと言うことはすぐに分かりましたがこのミミとしっぽを見てそんなことを言われるとは思っていなかったのでとても驚いてしまいました。

少し落ち着いてきたのか奈緒様が謝ってきました。

私はさっき感じた疑問をつい聞いていました。私の質問に彼は何を言っているのか分からないという顔をしながら「可愛い」と言ってくれました。

そのあとも奈緒様はこの国の獣人に対する認識などを話すとすごい怒っていました。そして奈緒様は私と対等に話してくれました。

そしてギルドに案内するついでに町も案内しました。デートみたいだと思ってしまったのは恥ずかしいので内緒です。

そしてギルドにつくと、とても怖い顔をした冒険者の人が私のことを見て怒りだしました。

奈緒様が対等に話してくれたからと何を勘違いしていたのでしょう。獣人である私の対応なんて本当はこんなものなのです。

その冒険者の人に謝ろうとした時、奈緒様が私の言葉をさえぎって冒険者の人に今までとは違う、静かにでもとても怒っていることがわかる声で冒険者の人を非難しました。

そしてなんとその冒険者の人を見たこともないような魔法で倒してしまいました。

その時の奈緒様は今までよりもさらにかっこよくて見蕩れてしまいました。

でもそのあと奈緒様が倒れてしまって死ぬほど心配しました。ギルドマスターが来て対処してくれなければ私はパニックになっていたでしょう。


幸い奈緒様はすぐに目を覚ましました。奈緒様は私に膝枕をされている事に気づくととても恥ずかしそうにしながらも嬉しそうでした。

そんな奈緒様を見て私も嬉しい気持ちになっていました。

そのあと奈緒様は私のワガママも聞いてくれました。

するとギルドマスターとS級冒険者のリア様が入ってきて明日の話を少しして解散になりました。

ギルドから王宮に帰るときに少し寄り道をしてから帰りました。

笑顔の奈緒様を見ていると私まで笑顔になれました。

私の中で奈緒様がどんどん大きな存在になっていって、今ではもう私の中で一番大きな存在になっていました。


家について私は奈緒様にミミを触ってもらいました。とても気持ちよかったです。今は私が好きなだけですが絶対奈緒様に好きになってもらいます。

そのためにはどんどんアタックしていかないとですね!


これから頑張っていきますよ!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ