プロローグ
初めての投稿なのでお手柔らかにお願いします
暑さが本格的になり始めた6月、大学生活にもなれた伊藤奈緒は、月曜日の憂鬱な気分で学校に向かっていた。
いつもの退屈な日常が終わるとも知らずに。
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学校についた奈緒は、講義をうけにいく途中で声をかけられた。
「おはよう、奈緒! 教室一緒にいこうぜ」
声をかけてきたのは中野達也といい、身長 百六十八センチ、短髪をかきあげていて高校の時からやっているサッカーで身体はかなり鍛えられている。切れ長の瞳は鋭く、しかしその奥にはやさしさも感じられ、かっこいい印象を与える。
「おはよう、達也 教室行くまえにロッカーよるけどいい?」
「ああ、いいぜ!」
軽くあいさつをすませてロッカーで講義に必要なものを取って教室にむかった。教室に入ると
「おはよう!奈緒君 達也君」
声をかけてきとのは相澤未希身長百六十センチ 腰まで届く長い黒髪、少し垂れ気味の大きな瞳はとても優しげ、スっと通った小ぶりの鼻に薄い桜色の唇が完璧な配置で並んでいる美少女だ。しかも奈緒たちの通っているのは工学系の大学で女子の数がかなり少ない。そこにこんな美少女がいたらその人気は凄まじい、そんな彼女と仲良くなれたことは奈緒にとってかなりの幸運だろう。
「おはよう 相澤さん」
「おはよう!相澤」
俺たちがあいさつをかえすと相澤さんは笑顔で俺の隣の席にすわる。
「あんた達朝からラブラブね」
と後ろから言われ俺は顔があかくなる。
「もう、ゆきちゃん!あんまりからかわないでよ!」
「みき私は見たままを言っただけよ」
「たしかにそうだなw」
「達也!!!!」
にやにやしながら俺たちをからかってきたのは、北乃雪 身長百六十五センチ セミロングの黒髪に猫のような目、そして透き通るような白い肌。みきに負けずとも劣らない美少女だ。
そんなゆきはいまだにやにやしたまま
「そう思ってないのは奈緒とみきくらいよ ね!達也」
「しうだぜ二人とも」
そう言われて俺とみきは二人して赤くなりまた達也とゆきにからかわれた。
まあ、それはさておき。
その後、いつものように授業が始まるのを待っていた。
いつもの日常
退屈な日常
当たり前だと思ってた日常
-----そんな日常は突然終わりを迎えた。
いきなり、教室が激しい光に包まれた!さらに地震のような強い揺れ
光で視界が遮られ何も見えない。
何がどうなってる!!
いきなりの事態にパニックになっていると。
「うぉ!?」
一瞬の浮遊感のあと視界を遮っていた光が収まった。
そして俺の目にうつったのは見慣れた教室------ではなく!!
テレビなどでしか見たことのない神殿のような場所にいた。