表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Lovingly yours.  作者: 国光 水夢
出会い
2/9

第1話 ①君は何者?

登校初日から寝坊とは……。

朝から変な夢を見たせいで遅刻しそうだ。

だからといって走ろうという気は全く起きない。

「坊や、かわいいやね。私のことが見えてるんでしょ?ねぇ、遊ばない?」


「……はぁ。」

また絡まれた……。

「うるせえよ、消されたくなかったら失せろ。」

遅刻しそうだというのに呑気に話しかけてきやがって……。



「きゃー!!毒舌もいいわね♪」

……………。

俺は無言で印を組んだ。

「浄化。」

そう呟くと女の体は光出した。

「えっ?!やだ、なにこれ??」

女は自分の体を見てびっくりしている。

「浄化だ。このままさまよっているといつかは悪霊化したり、魂が消滅したりするが浄化することによって転生できる。」


「……そっか。生まれ変わったら前世の記憶って消えるんだよね……。」



さっきまでの明るさは消えて今ではすぐにでも泣き出してしまいそうになっている。


「強い感情を持っていると、たまに前世の記憶を持ったまま生まれてくることもある。」



「私ね、家族が大好きなの。だからまた会えるようにがんばる!坊や、ありがとうね!」


そう言うと女は跡形もなく消えていった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ