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1.朝にチェックする

正直、もうベッドから出たくない。


LINEの相手はたぶん優香なんだろうけど。


でも、大事な用件だったら電話してくると思うから、さほど緊急な用事ではないはずだ。


それに、寝ててLINEに気付かなかったということは今までにもよくあることだったから、既読にならずに返事も無ければ優香も僕がすでに寝ていると納得してくれるはずだ。


とにかく、明日の朝一で優香に電話してフォローしておけばいいだろう。


朦朧とした意識の中でそんなことを考えながら、結局僕はそのまま意識を手放した。





翌朝、スマホの目覚ましで起きた僕は、さっそくLINEをチェックした。


未読が2通。相手は予想通り優香だった。



[ゆうか]

賢斗にプロポーズされたってママに話しちゃった(/ω\*)



まあ、そりゃ話しますよね。

そしてそれから30分後に届いていた2通目。



[ゆうか]

むー、もう寝ちゃってるね? あたしはぜんぜん寝付けないのにずるい~ヽ(`Д´)ノ


ママね、明日、賢斗に会うのをすごく楽しみにしてるよ! 明日の朝、LINE見たら電話してね! おやすみ~zzz




優香はぜんぜん怒ってる様子はないとはいえ、これは昨晩少しでも相手してやればよかったなーとちょっと反省。


とにかく、今日の予定を話し合わなくちゃいけないから、僕は優香に電話することにした。


優香のことだからこの時間はまだ寝ているだろうけど、本人が電話してといっているのだから別にかまわないだろう。


優香の番号を呼び出そうとした瞬間、スマホが着信音を鳴らし始める。


優香が待ちきれずに電話してきたか? と思いつつ確認した画面に表示された発信元は職場の後輩だった。


こんな朝っぱらからどうしたんだろう? なんつーか嫌な予感しかしない。





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