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お婆ちゃんは魔法少女  作者: 妄想汁
1/1

バースデイ・マジック

ありきたりなのか、考えていたメインタイトルが被っていたので少しタイトルを変えて投稿。

日常に魔法使いがいる世界はどんな感じかを思い描いて執筆しました。

第一話は桜井家のお話。

楽しんで頂けると幸いです。

 俺には幼稚園の頃、姉がいた。

 ガキだった俺をいつも面倒見てくれる、良い姉だったのを今でも微かに覚えている。


 俺には中学の頃、妹がいた。

 やけに大人びていたが、仲の良い妹だったのを今でもなんとなく覚えている。


 だが、俺は一人っ子だ。


 姉や妹は勿論、兄も弟もいない、血縁関係から見ても正真正銘の一人っ子である。

 だから、寝坊しそうな俺の部屋まで来て起こしてもらうとかいうラノベ的展開が起こるはずもなく、たとえ兄妹がいても、そんな非現実的なシチュエーションが起こるわけがない。


 ――――そう思っていた。


 ジリリリリリリリリリリリリリ


 耳障りな目覚ましの音が部屋に鳴り響く。

 だが、俺はそれを止めようとしない。

 何かが俺の上に乗っかっていて動くことができないからだ。

「う……ぐ…………」

 俺は低く唸り声を上げる。

 流石にずっと乗られている状態が続くと苦しくなってくる。

 肺が圧迫されて呼吸ができない。

 ……あれ? ちょっと待てこれ本当に息できなくなってないかヤバイ苦しい苦しい助けて助けて助けて


「っぶはぁッ!!」

 俺の中の生きようとする本能が俺の身体を無理矢理起こさせる。

「わぁっ」

 驚いたような声。

 呼吸を整えた俺は、ベッドから転がり落ちたソレを見る。


 そこにはパジャマ姿の少女が座っていた。


 少女は呆けた顔をしていたが、俺の姿を見ると満足げな表情をする。

「……ふふふ、ちょっと魔法がきつすぎたかのう? どうじゃ、儂の息を止めさせる魔法は。これで目も覚めたじゃろ?」

「目が覚めるどころか永眠するところだったよ! もうちょっとやり方を考えてくれ!」

 俺が涙交じりに言うが、少女は気にする様子もなくカカカ、と悪戯な笑みを浮かべる。

「いや、ゴメンゴメン。春樹の可愛い寝顔を見ていたらつい魔が差しての」

「まったく……」

 俺は溜息をつく。



「次からは、頼むからもっと別の方法にしてくれ、〝おばあちゃん〟」




*    *     *


 魔法使い。

 それは本来人間と交わることのない存在。

 

 しかし六十年前、「ある事件」をきっかけに、人類と魔族との共生が実現するようになった。

 人間の科学力と、魔法使いの魔力が互いに合わさるようになってから、停滞していた文明は著しく進歩した。


 ……そして現在。

 俺、桜井春輝(さくらいはるき)は魔法使いのいる家で生活していた。


「春輝、『おばあちゃん』と呼ぶのはやめてくれと言ったじゃろ。儂の世界ではせいぜい六百歳からがその肩書きの対象じゃぞ?」

「そんな事言われてもなぁ……」

 俺はこめかみを押さえながら、どう見ても九歳か十歳にしか見えない少女を見る。

 彼女の名前は桜井=クティ・オルヴェンス。御年九十歳。家系図から見ても血の繋がりから見ても正式な俺の「祖母」なのだ。

 

 俺が彼女を祖母だと知ったのは僅か数年前である。

 それまでは姉、もしくは妹だと信じきっていた。

彼女が全然年を取っていない事にようやく違和感を覚えたのは、高校に入ってからの事だった。

母親に聞いた時、「ああ、あれはアンタのお婆ちゃんだよ」と言われた時のショックは計り知れない。

 クティ曰く「そっちの方が面白いから」だそうだ。

 

 本来、魔法使いの寿命は人間の約十倍、九〇〇年から一〇〇〇年位らしい。そう考えれば、九十歳でこんな幼い姿をしているのも納得がいくだろう。


 で、魔法使いの家系でありながら俺はというと。

「俺も魔法が使えたらなぁ……」

普通の人間と全く変わらない一般的な男子高校生。肝心の魔法も何一つ使えなかった。

「残念じゃが、四分の一しか魔法使いの血を引いてないお前さんにはちと難しい話じゃのう」

 純粋な魔法使いであるクティが言う。


 魔法使いは本来、純粋な血を持つ者は生まれ持って魔力を手にしている。

 しかし、魔力を持たない人間との間に生まれた子供――言わば〝魔族と人間のハーフ〟になると、人間の血が強くなり、魔力のほとんどが失われる。更にハーフの俺に至っては尚更である。

 だから、魔法使いたちは今でも人間との共存を強く拒んでいた。


 俺の家系は……特殊なのかもしれない。


「で、なんでまた俺を起こしに来たんだ?」

 俺はクティに問いかける。

「そんなもの決まっておろう。今日が何の日か、お前さんが一番知っているじゃろ?」

 言われるがまま、俺は壁掛けのカレンダーを見る。


 三月三十日。

 今日は俺の誕生日だった。


「さっきのはちょっとしたサプライズじゃ」

「サプライズにしては度が過ぎる」


 実際、誕生日といっても、特に何かあるわけでもない。

 何百年と生きる魔法使いにそんな文化は無いのだ。

 家族で誕生日を祝う、なんて事は普通はやらない。


 ――その筈なのだが。


「折角の記念日じゃ。存分に楽しむがよいぞ」

 俺の家族はそんな事気にしていないらしい。

「それにしても、今日で春輝も十七歳か。昔はあんなに小さかったのにこんなに大きくなりおって」

 クティが感慨深く俺を見る。

 ……何だろう、間違ってはいないのだがどうしても違和感を覚えてしまう。

 俺がそんな事を考えているのを知ってか知らずか、クティは怪しげに笑う。

「喜べ春輝。今日は儂が直々に魔法効果の高いディナーを作ってやろうぞ。メニューはマンドラゴラのスープと森林ガエルの丸焼きじゃ」


 訂正。俺の家系は、かなり特殊だと断言しよう。



*    *     *



「むぅ……やっぱりホウキで来た方が良かったんじゃないか? 老体にはちとキツイ。儂はもう疲れたぞ」

 重い足取りで私服の少女が弱音を吐く。

「そんな健康的な体で何言ってんだ。それに、ホウキの二人乗りは禁止されているだろ」

 そう言って俺は少女をよそに先を歩く。

「そんなカタイ事言うな。せっかく儂がお前さんの誕生日を祝ってやるのじゃ。もっと感謝せい」


 ……と、そんなわけで俺はクティと二人で町外れの百貨店まで歩いてきたわけで。


「……で、こんな所まで一体何しに来たんだ?」

「そんなもの決まってるじゃろ。せっかくの誕生日だ。儂が何か〝ぷれぜんと〟とやらを買ってやろう」

 予想通りの答えが返ってきた。

「あのなぁ……俺はもうガキじゃないんだ。プレゼントなんて別にいいよ」

 明らかに年下にしか見えない少女に物買ってもらう光景を見られる俺の気持ちにもなってほしいものだ。

「なーにを遠慮しとるんじゃ可愛い春輝よ。儂の顔を立てると思って素直に厚意に甘えんか」

 こんな時だけおばあちゃんを強調するな。

 そう言おうとした時、俺の横には誰もいなかった。

「こっちじゃぞー」

 見ると、既にクティは店の中に入って俺に向かって手を振っていた。

「…………はぁ」

 俺は諦めて、クティの後を追いかけた。




「うおおおっ! やっぱり竜宮(たつみや)モールは大きくて最高じゃ!」

 あー……うん。やっぱり思った通りだ。

 クティはまるで子供のようなテンションで店の中をはしゃぎ回っていた。いや、見た目は確かに子供なのだが。

「頼むから落ち着いてくれ!」

 傍から見れば微笑ましい兄妹に見えなくもない。

 だが俺は兄じゃない、孫だ。

「ははは! そんなに止めたくば、儂を捕まえてみるがよい!」

 もの凄い速さで客の間を縫うようにクティは店内を駆け回る。

 普通の人なら目で追いつくことが精一杯だ。


 だが。

「……ふっ」

 幾度とこんな状況を経験した俺には分かる。

 僅かに捉えられるクティの足の動きが、一定の法則に基づいていることを。

「アンタの行動パターンはお見通しなんだよッ!」

 傍を横切った瞬間、受け流すような動作から一転、素早く奴の首根っこをガシリと掴む!

「……ッ!?」

「さぁ、もう観念しな……ってアレ?」

 俺は確かに走り回っていた少女を捕まえた。

 だが捕まえたのは、俺が良く知る人物ではなかった。

「う……えうう……」

 今にも泣きそうな表情の十歳くらいに見える少女。

 いや、この子は多分本当に十歳くらいの子供なんだろう。

「おいテメェ、俺の妹に何してんだ」

 不意にかけられる男の声に俺は顔を上げる。

 そこには、俺と同い歳くらいの青年が立っていた。

「あ……すいませ」

「黙れ」

 俺の言葉を遮るように彼は喋る。

ち、ちょっとこれヤバイんじゃないか?

「俺の妹に手を出した事、今ここで後悔させてやる」

 青年が両手に力を込める。

 ……これはシャレにならないと確信する。

 俺が咄嗟に逃げようとした、その時。

「待ってお兄ぃ!」

 慌てた声が二人の間に割って入る。

 さっきの女の子だった。

「ちがうのお兄ぃ、あれは私が走り回ってたから……」

 彼の妹らしい女の子が、必死に青年に説明している。

 それを聞いていた青年は、しばらくして無言で踵を返す。

「チッ……命拾いしたな」

 そう吐き捨て、二人は去って行った。

 俺はふぅ、と息を吐く。

「何だったんだ今のは……?」

 まさかクティと変わらない速度で駆け回る人間がいるとは。

 それに、あの青年……シスコンにしては少々度が過ぎていたような気がする。

 まぁ、俺には知ったこっちゃないが。


「……さて」

 俺は再び辺りを見回す。

肝心のクティは忽然と姿を消していた。

「まったく……どこへ行ったんだ?」

 面倒事が増えた、と俺は頭を抱えた。


 そこからが大変だった。

 俺は手当たり次第にクティが行きそうな場所を片っ端から探し出す。

 2階の服売り場、4階のゲームショップ、屋上遊園地、試食コーナー、カフェレストラン、etcetc…

 どこを探してもクティは見つからなかった。

 彼女の行きそうな場所が完全に子供向けなのはツッコまないで頂きたい。

「こうなったら……」

最終手段で迷子センターへ探しに行こうかと考えていたところに、突然クティから電話がかかってきた。

「……もしもし」

「おー春輝、儂じゃ儂じゃ。良い物見つけたから早うこっちへ来るのじゃ!」

 そういえば最近の魔法使いは携帯を持っていたのを忘れていた。



  *    *       *



――B2F・オカルトグッズ広場――

「ここにいたのか……」

 竜宮モールはB1Fの地下食品売り場の更に下、B2Fにマニア向けのフロアが存在する。もっとも、あまりにマニアック過ぎて、クティに言われるまで全く存在を知らなかったのだが。

「春輝、このフィギュアはプレゼントにどうじゃ?」

クティが持ってきたのは妙に精巧なトカゲの食玩だった。

「いきなりかよ。いや、そんな物貰っても使い道がないから

 なんか質感もリアルで本当にトカゲじゃないかと錯覚しそうになる。

 うわ、尻尾も取れるのかよ、きめぇ。

「じゃあ、この蛾の卵のレプリカとか?」

 トカゲ人形を弄っていると、今度は紫色の粒が集まった謎の物体を差し出される。

「……なんか生理的に無理なのでパス」

 流石にこれは触る勇気がない。

「おお! これなんかどうじゃ! さっきの二つと合わせて三千円じゃぞ!」

「ああもうだからいらないって……うわあああ!」

 俺は思わず腰を抜かしてしまう。

 振り向いた瞬間目の前に「グロ注意」と言わんばかりのモンスターが現れたら誰でも俺みたいなリアクションするだろう。

「まさか我が故郷の人気ペット『ウルタノディゴス』の人形がこんな所で見つかるとは! やはり竜宮モールは一味違うのぉ!」

 いやいや、こんな触手にまみれたケンタウロスみたいな生き物のどこが愛玩動物なんだよ。


 魔法使いのセンスって皆こうなのだろうか。

 というか、何故こんなものが竜宮モールで売っているんだ?

 


 結局、俺が止めたのにも関わらず、クティは謎のおもちゃ三点セットを買って店を出た。

 ……何故か俺の金で。

「なんで何も持ってきてないんだよ」

「仕方ないじゃろ。さっき財布忘れたのに気づいたんじゃから」

 クティがさっきの異質な人形を取り出す。

「ほれ、ウルタノディゴスなんてこっちの世界じゃかなりのレア物じゃぞ?」

「だからいらないって!」

 これ以上アレを見ていると正気を失いそうだ。

「ううむ……お気に召さなかったかの? じゃあ、こやつらは儂が貰うとするかの」

 どこか満足げな表情で人形を抱きかかえる。


 ……結局、今日が俺の誕生日なのを名目に、クティの理解不能な趣味に付き合わされただけだったのか。

 誕生日ってなんだっけ。

「……俺はもう帰る」

「あっ、春輝――」

 クティが何かを言ったようだが、俺は無視して横断歩道を渡る。



 その時。



 俺の右耳が空気の振動を捉える。


振り向くと、トラックがすぐ目の前まで来ていた。


「……え?」


 さっきはこんなにトラック近かったか?


 そんな疑問も一瞬で吹き飛ぶ。


 ……間に合わない。


 分かっているのに、動けない。


 人間は危険に晒される時に一瞬、周囲の時間が遅くなるという。

 実際、この僅かな時間で俺がどんな無残な死に方をするのか、容易に想像できた。


 トラックがゆっくりと近づいてくる。


 迫る鉄の塊を眺めながら、俺は死を覚悟した。


 そして――――



















「――――――――あれ?」



 俺は恐る恐る目を開く。


 俺の目の前で、トラックが止まっていた。


「……?」

 いや、違う。


 行き交う人々、流れる雲、街のざわめき。

 俺の周りの全てが停止していた。


「〝時間凍結〟」

 聞き覚えのある声。

 

「……ふぅ。だから危ないと言ったじゃろう?」

 カツカツカツ、と彼女は俺へ歩み寄ってくる。


 停止した世界で唯一動く存在。

 彼女の本当の姿。

 クティ・オルヴェンスは、さっきまでの私服姿から水色の魔法少女服に変わっていた。

「ごめん……なさい」

「謝るのは後じゃ。とにかくこっちに来るがよい」

 そう言って、クティが俺の手を引っ張る。

 それはとても小さく、しかし、確かな温もりがあった。

「そういえば言い忘れていた」

 クティがパチンと指を鳴らす。

 すると、まるで凍っていたかのように止まっていた時間が一斉に動き出した。

 さっきまで俺の居た場所を、トラックが通り過ぎて行く。

 俺の身体の力が一気に抜けた。


「……ハッピーバースデー、春輝。儂からのプレゼントは〝命〟じゃ。気に入ってくれたかの?」

 

 魔法少女が、にこりと笑った。


「…………ありがたく、受け取っておくよ」

 俺は顔を背けながら、ぼそりと答えた。



   *     *      *



 翌日。

「……何でまた俺の部屋にいるんだよ」

 俺はいつの間にか部屋に居座っているクティを見る。

 その手には、小さな体には不釣り合いな分厚い本を抱えていた。

「ふっふっふ。お前さん、魔法を使いたいと言っておったの?」

 そう言って、クティは「それ」を取り出す。

 辞書と言われても違和感のない本。

 表紙には向こうの世界の言葉だろう文字が書かれている。

「『一から覚える魔術』と書かれておる。押入れを漁っていたらこんなものが出てきての。魔法使いの血は薄くても、この程度なら頑張れば何とかなるやもしれぬ」

 俺はその本を手に取り、パラパラとめくり――――本を閉じた。

「……俺が間違っていた。ごめん、サッパリ理解できない」

 文字が読めないのは勿論だが、それを差し引いても、人間が到底理解できない内容だという事は一瞬で分かった。

「そう言うと思ったぞ。だから、儂がこれをお前さんに教えるのじゃ」

 魔法を……教える?

「そんなことが、できるのか?」

「魔法使いの血が流れていれば、理論上は可能じゃ」

 理論上は可能……って事は適正の無い俺が魔法を覚えるとなると、魔法が覚えられるまでに相当な時間を費やすのではないのだろうか?

 クティはそれも考えて言っているのだろうか?

「お前さんは魔法を覚えられる、儂は暇潰しができる……どうじゃ? 悪い話ではなかろう」

 やっぱり退屈しのぎかよ。

 俺は溜息をつく。

 だが、その内容は魔法の使えない俺にとって思ってもみない話だった。

「ああ、お願いするよ。おばあちゃん」

 俺はクティを見据えて言った。

「これ、その呼び方はやめんかと言うとるじゃろ。これからは儂の事を「おばあちゃん」じゃなくて「先生」と呼ぶように頼むぞ。正直あんまりしっくりこないからの」

 まぁ、それは確かに俺も思っていたが。




 ……そんなこんなで、俺は魔法を教わることになった。


 昨日、俺は死んでいた筈だ。

 だが、目の前にいる少女のおかげで、俺は生きている。

 魔法には、そんなに大きな力があるのだろうか?

 俺にそれは当分理解することはできないが、俺は魔法使いの家系に生まれたことは誇りにしたいと思う。


「そういえば先生」

 ふと一つの疑問が浮かぶ。

「なんじゃ春輝よ」


「魔法使いの家系って事は……母さんや俺も召喚とか錬成とかで産み出したのか?」

 ……今だから断言しておく。これはただの興味本位だった。

 


「………………ふ」

 ん? クティの目がキラリと光ったような……

「ふ……ふふふふふふふふ……」

 まるで何かに憑りつかれたかのように口から少女とは思えないほど不気味な笑いを溢す。

「ど……どうしたの?」

「ふふふそうか春輝よそれが知りたいのかふふふあれは忘れもしない儂がまだ二十五歳の夏の事――……」

 その様子は、明らかにおかしかった。

「……フハハハハハ! いいじゃろう! 最初の授業はそれについてみっちり教えてやろうぞ!」

「うわ、ちょ、何すんだよやめうわあああああああああ!」



 ドタバタと俺の部屋が大きく揺れる。




 棚の上にあったウルタノディゴス人形が少し傾いた。



                                          to be continued...

いかがでしたでしょうか。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

感想とか貰えると嬉しいです。

次回は、主人公の周りを描いた学園テイストにしようかと考えています。

ペースは未定ですがよろしくお願いします。

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