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本日も晴天ナリ。  作者: 木更津 晴
1/2

①地味だからって天使が来た。

何か書きたくなりました。

文才は零に等しく、見るに耐えない様な作品ですが。

この話で少しでも笑顔が出来たら良いなとおもいます。


あと、“怜”って名前が好きです。スタイリッシュ。


朝が来た。

まだぼんやりしている頭で、窓を開けて空を見る。

うん。

今日も平和だ。


◇◆◇◆◇◆


篠山 怜(シノヤマ レイ)、今年から高校生。つまり15歳。

初めての一人暮らしなう。……ん?わず?


まぁ良いや。


片付けは終わった。つか無理矢理終わらせた。1人なんだから、住めれば良いと思うんだ。

うん。

(さて――――)

(ご近所に挨拶でもするべきなのかな)

と、思ってから気づいた。

そういえば、俺が住んでいるアパートには自分しか住んでいないことを。

まぁ古いし、当然かな。


◇◆◇◆◇◆

ピンポン、ピンポン!


ピンポンチャイムに起こされた。

時計を見ると午前6時。馬鹿か。

(……………)

眠い。

無視しよう。


ピンポーン ピンポーン ピンポーン ピンポーン

………ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピポピポピポピポ

「うるっさい!」

「あーやっと出てきたー☆」


耐えられなくなって玄関を開けた。

すると、ドアの前で女の人が微笑んでいた。


真っ白な髪と肌とか、悪戯好きそうな笑顔とか、そんなふうに長々と描写する気も起きない。

俺の安眠を邪魔したのは貴方ですか、

理由を2文字以内で答えよ。


「えーーーっと、隣に引っ越してきた!きちゃった☆

 ナントカ雪乃です☆

 ………あ、そう!安西!安西 雪乃(アンザイ ユキノ)

よろしくぴょん☆怜ぴょん☆」

「よろしくです、ではサヨウナラ」

「えぇ!?」

閉めようとしたドアをガッと掴まれた。怖いわこの人。

てかすごい形相で睨まれる。え、俺なんかしたかな?

どっちかっていうとこっちのほうが被害者……


「なんか言うことはないの!?」

「……はぁ?」

「なんで俺が住み始めた次の日に引っ越してきたんですかとか

 なんで怜ぴょんの名前知ってるんですかとか

 なんでそんなに可愛いんですかとか!!」

「…………」

最後のは何だ、オイ。

「……えーとじゃあ何で俺のなm「ん?そんなに教えて欲しい?仕方ないなぁ怜ぴょんは☆ココだけの話、実は雪乃チャン天使なの☆あー別に天使のように可愛いって事じゃないからねいや正解だけど☆本当に何にもしてないのにこのすべすべお肌とか華奢な脚とか☆雪乃チャン今日も可愛いでしょ☆うふ知ってるー☆そんでn「サヨウナラ、二度と会いませんように」「ごめんなさい」


チッ、またドアが閉じられなかった。何この人。


「……簡潔に答えて下さい」

「むぅ☆怜ぴょんはせっかちだなぁ☆

 えっとねー!実は雪乃チャン天使でね、暇つぶしに来ちゃったの☆だって怜ぴょんって普通だし☆」

「ハイ、ちょっとストップ」

「んん??どったの怜ぴょん☆」

「怜ぴょんってやめて下さい

 …天使?病院紹介しましょうか?」

「分かったよ怜きゅん!

 病院!?いやぁ、雪乃チャンに整形なんて必要ないの☆

 でもでもでもねー、天使なんだよっ☆雪乃チャン☆凄いでしょ☆」


信じられないならコレを見ろー☆と差し出されたのは名刺みたいな大きさの紙。

免許証だった。天使の。

「『この者を天使として認める――――』」

「ね☆信じた?信じちゃった!?わぁい☆」

「ふざけてるんですか」


……1人ぐらし2日目。 早々と嵐の予感です。



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