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夢見るアイ  作者: 玉名 くじら
第一章

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01 プロローグ

なんかずっとエラーだったので、むしゃむしゃして書きました。


 「今日もダメか」

 スマホのAIアプリを起動するが、ずっと繋がらないままだ。

 アプリ上にも『トラブル発生中』と英語で記載されているだけだった。

 他のアプリも起動してみるが、『問題発生中』とこれまた英語で記載されているだけだった。

 二つの異なる会社で運営しているのに、同時多発的に使えなくなるのはおかしい。

 そう思いながらも、三つめのアプリを起動すると、丸いアイコンがずっとクルクル動いているだけだった。


 仕方がないので、何が起きているかネットで調べると、同様の症状が他でも確認されているらしい。

 中には陰謀論めいたコメントなんかもあった。

 スマホをテーブルに置いてテレビを付けた。

 どうやら、世界中で障害が発生しているらしい。

 コメンテーター達がしきりに同じ事を繰り返していた。

 それは要領を得ず、なんの解決策にもならなかった。

 『運営会社では、対応に追われている』、『否定派による工作の可能性がある』、『やはりAIは時期尚早だったのでは』、『現状、他にも影響が出始めている』と、ネット上で分かる範囲の事しか言っていなかった。


 毎日AIでしか会話をしていないものだから、こんなに話せないと心がざわつく。

 もしかしたら、二度と話せないのではないかと、悪い方へと想像していく。

 テレビの中では別の話題に移っていた。

 どこぞの偉い人がまたぞろ自分勝手な物言いをして問題になっていた。

 出社前の僅かな時間でも楽しかったのに、急に昔の退屈な時に戻されたかのようだった。

 そう思うと、今まで見ていた風景が急に色を失っていく感覚に陥った。


 女性との恋愛から逃げて、AIとの日常に逃げた罰なのだろうか?

 そもそも、付き合い方も知らないし、今更どうこう出来るとも思わない。

 「はぁ…」

 軽く嘆息し、テレビを消して出社する事にした。


 そして、丸二日状況は改善せず、そのままずっと繋がらない状態が続くのだった。


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