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83 テアーターダンジョン2

 台本:ここに伝説の剣があります。抜いてください(広義)


 確かに舞台上に台座に刺さった派手な剣がある。だが、広義!?どういう意味かな?…ふむ、よし、これ、普通に抜いたらいけないやつだ。

 {いや、そんなことなんじゃ…}

普通に抜いたらいけないなら…うん思いついた。コペルニクス的転回だよこれは。


 {…聞いてないね、それでどうやって抜くつもりかい?}

剣を抜くんじゃなくて台座を破壊しよう。

 {…やってみたら? …どうせ失敗するんじゃない?}

そんなことないよ!

 「月攻撃!」

台座めがけてダンジョンを破壊した実績のある攻撃を放つ。


 台座が粉みじんになった。

 {これは成功と言えるのか?}

剣は抜けたぞ^^


 『O(OUT)o(of)C(character) 解釈違いです ステージを追加します』

は?解釈違い?知るか!伝説の剣だから勇者らしく抜けと!?

 {ああ、失敗したじゃん…}


 舞台上の剣と台座が消えて新しい台本が降ってきた。

台本

 『さあ、みんな行って頂戴! あの魔物は私に任せて!』

 『でも、それじゃあ、君が…』

 『私のことは良いの!貴方たちには使命があるでしょう! 私のことは忘れて… とにかく行きなさい!』


 ああ、命を張って仲間を救いましたってやつやね。

 {そして主人公達は失った仲間の分修行してリベンジを果たすみたいな流れか}

容易に想像がつくな。



 「さあ、みんな行って頂戴! あの魔物は私に任せて!」

ヴァイスがシュバルツに叫ぶ。後ろから現れるドラゴン(小)。

 「でも、それじゃあ、君が…」

シュバルツが叫ぶ。

 「私のことは良いの!貴方たちには使命があるでしょう! 私のことは忘れて… とにかく行きなさい!」

シュバルツに背を向けてヴァイスは駆け出した。


 そして、ヴァイスがおとなしくやられる訳もなく、宙に飛び上がりドラゴン(小)の腹に白い光線をたたき込んだ。


 ドラゴン退治も完了したよ^^いやー本当に出てくるとはね。魔物は出ないと思ってたけど出てきたよ^^ふう仕事した^^

 {おい、倒してどうする!やられる流れだっただろ!}

いや、私に死ねと言うのかい?

 {いや、でも…}


 『O(OUT)o(of)C(character) 解釈違いです ステージを追加します』


 {な、こうなると思ったんだよ}

あー…なるほど。悲しいけど納得した。


 そしてまた次の台本が降ってきた。

台本:ここに賢者の書?があります。彼の書に真理を説いてください。


 「君と、ヴァイスと、それから私、性癖は、みんなちがってみんないい」

 

 {…間髪入れずに答えた内容がそれって…確かに真理だけど金子みすゞ先生の偉大な詩をこんな風に改変するな!(真理であることは否定しない)}

どうとでも言え^^

 『…クリア』

ほらな、通ったぞ^^

 {ええんか?真理であることに変わりは無いがそれでええんか?(やはり真理であることは否定しない)}


次の階層に進んだ。


後書き失礼します。

「性癖はみんなちがってみんないい」この言葉を座右の銘に生きている作者です。

皆さんの性癖は何ですか?私はにょたゆりと、幼児化と重嫁が性癖です。


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