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81 領城到着

 「お久しぶりです義姉上、レーツェルも久しいな」

 応接間に入った私たちに挨拶をしたのは、城と領地を父に代わって治めていてくれたシュテファン叔父様だった。

 「シュテファンこそ夫に代わってご苦労様です」


 そう言った母は私に前に出るように言った。

 「娘のセレナよ レーツェルは昔紹介したことがあるけれどこの子が帰ってくるのは初めてでしょう」

 「お初にお目にかかります セレナ・ナロウと申します」

そう言ってカーテシーを披露する。

 「シュテファン・ナロウだ 丁度私は君の叔父に当たるな 滞在中はここを家だと思ってゆっくりしていってくれ」

 「温かいお言葉ありがとう存じます お言葉に甘えてここを家のように思うことにいたしますわ」

そう言うと周囲からの目線が少し柔らかいものになった気がした。


 {君試されたんだね うまいこと切り抜けたようで重畳だよ}

まあ、伊達に公爵令嬢してないから。その場の最適解が分かるのさ。

 {いや、前世のラノベ知識だろ}

あ、バレてる?中身は大人で大人な切り返しをしたら認められて…的なラノベあるある展開かなって思ってね。それっぽい言葉をチョイスしてみたのだよ。

 

「それでは案内しよう 義姉上、レーツェル、セレナこちらへ」

そう言った叔父について城の階段を上る。応接間は城の1階にあるのだが私たち公爵家のものが使う部屋はどうやら5階にあるようなのだ。


 「ここが姫様のお部屋でございます」

メイドさんに案内してもらって到着した部屋では、ミルトが荷物を解き終えたようで、「お帰りなさいませお嬢様」と言って迎えてくれた。矢っ張りお嬢様呼びがしっくりくるね。姫様はない。


 ミルトにドレスを脱がしてもらい楽な格好になって、私は一人ベットに沈み込む。あー疲れた。ダンジョン行きたい。久しぶりにヴァイスしたい。謎の美少女プレイが足りない。

 {そんなに謎の美少女プレイに飢えてるのかい?}

うん。足りない。ねえ、この辺で良いダンジョン知らない?出来たら強敵付きでお願い。

 {ああ、この辺のダンジョンか  …確かテアーターダンジョンというのがあった気がするよ それがなかなか変わったダンジョンでねぇ^^ 強敵がいるかどうかは分からないけど行くかい?}


 行く。もうダンジョンなら何でも良い。

 {何か戦闘狂みたいなことを言い出したよ…はあ、確か城からも近かったはずだから今夜あたり行ってみようか?}

行ってみようか!久しぶりにダンジョンの新規開拓だ^^






 {(小声で)あそこは一筋縄ではいかないよ^^ いやぁ楽しみだねぇ^^フフフフフ}



後書き失礼します。

お久にアクセス解析をチェックして10000pv達成に「ほぇぇ!」となっている作者です。閲覧してくださった皆様ありがとうございますm(_ _)m

あ、あとシュテファンはセレナの父の弟です。

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