70 祝!作家活動スタート
フフフ、フフフ、アハハハハハっ! 最ッ高!
{ど、どうしたんだ テンションぶっ壊れてるぞ!?}
ふっ、この度、私の書いた恋愛小説が出版されることになって、真冬だけど今なら豪雪地帯で半袖ミニスカートでも大丈夫な気がする浮かれ作家、もといセレナです。
{新刊発売の案内調かな?サンプルのキャプションチックな喋り方してる(笑)}
ペンネームは前世と同じく「雨雫」です!前世の名前の「美晴」の逆張りです!晴れの反対は雨だぁぁ!
{テンション高いって…何故逆張りするんだ…}
何となく?そのままはちょっとね…ってなっちゃってさ。というか君こそテンション低くない?
{いや、最初は私も浮かれてたけど、君があまりにも浮かれてるから逆に落ち着いてきたというか何というか…ね}
ああ、なるほど。あるよねそういうこと。自分よりも興奮している人を見つけたら逆に興奮が冷めてくる現象か。
{あ、君もようやく落ち着いたようだね}
はい、今回の新刊は王道学園ロマンスです。まず王道を普及しないと。王道に男爵令嬢のヒロインが学園で高位貴族の令息と友情(恋情?)を育み、最終的に王子と結婚というベタ中のベタ設定でいきます。(ただし絶妙にリアリティーも追求してます)
ということでタイトルはありがちな乙女ゲーム風の、「純情コンチェルト」でいこうと思います。ネーミングセンスがない?フッ、笑いたきゃ笑え。これ位ベタ目の方がいいんだ。何せこの世界に乙女ゲーム風の恋愛小説は今のところ確認されてないんだから。第一号は、王道でいくんだ!…いくんだ…?
{お、おう誰もそこまでタイトルに言及してないんだけど…}
私が!、タイトルのことを気にしてるの!
{さいですか はぁ}
こうしてこの冬発売された「純情コンチェルト」は大ヒットした。それはもう売れた。
{印税!!!いやっふう!}
現金収入!イエーイ!
まあ、俗っぽい喜びはこの辺でストップして、今回は新ジャンルとして恋愛小説の道を開拓できたことを祝おう。さあ、喜びのリューゲダンジョン周回だぁぁぁ!狩り尽くそう!
{久しぶりに周回しまくりますか!(打ち上げ的感覚)}
そこからはひたすら狩り尽くした。最奥ボス周回回数700回超。
{周回回数、新記録ですね^^}
あの新衣装の為の狂気の記録、666回を超えたね^^
それにしてもいや~楽しかったぁ。折角だし、宝箱から出たものでも整理しますか。
{そうだね、いろいろ出てきたよねぇ}
そう、何と言ってもあれが出てきたときの衝撃は計り知れないものがあったよ。
{ああ、あれを出すために私はこのダンジョンを周回していたのかも知れないと思わせるほどの大物が出たな}
そう、とんでもない水晶型アイテムが宝箱から出てきたのだ。
後書き失礼します。
セレナのペンネーム考えるだけで1時間かかった作者です。その結果出来たのが晴れの逆張りテイストの「雨雫」って、どう思われますか?(笑)「雨雫」の読み方は普通に「あめしずく」です。