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63 徹夜してたヨ✩

 カルドと話を付けた翌日の朝、私は爽やかな目覚めを迎えた。


 さあてシュバルツ君、今日は堕天使狩りと洒落込もうか^^ところでカルドから質量を奪った堕天使を特定出来たかい?

 {ああ、もちろんさ 私の演算処理スキルを駆使したら朝飯前だねぇ^^ あ、あと天使ボコり用に新しい形態を用意したからねぇ^^フフフ}

おお!!!さすが^^というか新しい形態!?凄!

 {全力で作ったよ^^さぁ、殲滅してやるぅ~^^}

テンションが徹夜明けで草。

 {あ、マジで徹夜してたヨ☆}

ああ、これマジでヤバイやつじゃん。君さあ、元々☆とか使ってくるキャラじゃなかったよねぇ。

 {ハハハハハ}

テンション狂ってて引くわ…


 「行ってらっしゃい」

母に見送られて今日も図書館へ向かう。


 図書館の扉を開けると今日もカルドは窓辺で本を読んでいた。邪魔しないように書棚の間を足音を潜めて歩いていると小さな声で呼び止められた。

 「ねぇ、頼みがあるんだ」

 「頼み? 何ですの?」

 「可能なら私から質量を奪った堕天使を見てみたいと思って、ね 駄目かな?」

はぅぅ。その窓辺に腰掛けた体勢からの上目遣いは威力が高い!いいかな?シュバルツ君。

 {いいんじゃない^^ ああ、ショタってどうしてこんなにてぇてぇんだろうか}

それな、尊死したわ。

 

 「別にそれくらい大丈夫ですわ 夜になりますが」

 「夜か…」

ぬッ!ショタが困っている!シュバルツ君、夕方でも対応できる?

 {ああ、もちろん!夕方の誰も入れない図書室での戦い、どうだい?}

いける。夕方ならギリギリ謎めくことができる!じゃあ、図書館封鎖して、堕天使狩りを開催しようか。いや、図書館に接続した亜空間でも作る?そっちで対応した方が本とか汚れないしいい気がする。

 {そうだねそれじゃあ、それ用の式でも構築しておくよ準備出来たら声かけるよ^^}

了解。

 「フフ、そうね、夕方にいたしましょうか」

 「いいのか?」

 「いつでも大して変わりませんくてよ」

 「そう、か 君は一体?…」

うんうん、いい感じに謎めき始めたよ^^この調子でいこう。謎の美少女プレイチャンスだ~!


 {式構築完了!いつでもいけるよ^^}

オーケー。じゃあ始めようか。


 {まず図書館封鎖、外部干渉不可、亜空間展開}

大きな魔法陣が図書館内部に広がる。

 「こ、これは!?」

驚くカルドに答える

 「さあ、舞台を始めましょうか」

ミステリアスステージいっくよ~^^


 魔法陣から出た光が私の体を包み、体は15,6歳の少女に、銀髪は黒髪になる。

 {ヴァイスモードだね}

衣装は黒いドレス、背中には黒い大きな羽が付いている。手元に黒い大鎌が顕現した。

 {羽を付けたのは天使達への当てつけ^^ 私の方が綺麗ってね^^対天使殲滅形態だよ^^}

全く。君、性格悪いわ~。はぁ、まあ格好いいから許す。


 外と中を隔てる透明の壁越しにカルドに話しかける。

 「そこで見ていて」

 「あ、ああ」

さて、サクッと堕天使を潰しますか。

 {オー^^}



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