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60 呪われた少年

 私がカルド・ゲレールターと出会ってから数日。毎日のように私は彼に声をかけ続けてきた。

 {何かほっとけない雰囲気があるよね}

そう。あんな美少年にあんな顔をさせるものがあるって言うのが何か許しがたい。


 「ご機嫌よう 今日はよい天気ですわね」

 「土砂降りの大雨が?」

 「ええ、雨音は読書によく合いますから」

 「そう」

なんだかんだ話しかけていたら返事を返してくれるようになった。最初は3回に1回「そう」って帰ってくるだけだったからね。

 {よく声をかけ続けたな}

いやぁ、一回始めたら引き下がれないというかどうしても振り向かせる!的な乗りになっちゃって。

 {なるほどね}


 「ねぇ、なぜ君は私に毎日声をかけるの? 放っておけばいいのに」

 「なぜと言われても…そうね、強いて言うなら貴方の見せた表情が気になって興味がわいたのですよ 気まぐれですわ、気まぐれ」

何か正直に言ったらいけない気がしちゃった。

 {まぁ、根底にはショタとの接触願望があるからな}

え?

 {え?気づいてなかったの?}

うん。今気がついた。君が私の深層心理を読んでて怖。


 「興味ね わかりやすくて変に着飾っていなくて君の答えは嫌いじゃないね」

 「何て言ったら嫌いだと思うのです?」

 「友達になりたいとか、見え透いた下心」

 「ずいぶんはっきりと言いますのね そんなもの適当に捌けばいいでしょう? 公爵家に声をかけるものなどごまんといるのですから」

 「ははっ 君さあ、はっきり言うね 僕からも少し興味がわいた」

 

 「そう 光栄?ですわ」

 「そんなこと思ってもないくせに まあいい 君の魔術あれはすごかったね どうなってるの?」

 「秘密です、と言いたいところですが吹聴されても困るので少しだけ 飛行魔術は自身にかかる重力を軽減して飛んでいるだけです」


 「重力ねぇ、私には縁がないようだね」

 「あら、貴方の秘密に関わること、ですの?」

 「ああ、私は生まれたときから質量がないんだ そのくせ浮いて飛んでいきもしない 意味が分からない呪いだよね」

 「質量がないのに飛んではいかない? 不思議?いえ、当然?一体どうなっているの?」

 「独り言が大きいよ ま、そうだよね 私にもこの呪いのことはよく分からない なぜ呪われているのか、誰が呪っているのか、どうしたら呪いが解けるのか、とかね」

 

 「貴方はこの呪いを解きたいのですか?」

 「そりゃあもちろんそうだよ 最近はましだけど慣れるまでは服すら重かった 雨に打たれるだけで激痛を感じるのだから こんな弱い私の扱いにみんな困っている」

 

 「だからあのときも本を落としてしまったのですね」

 「うん、本は特に重いけど訓練と趣味を兼ねて読むようにしているんだよ どうしたの?」

いや、君の日常が痛々しいものだから、そして痛みなんて感じない顔しているのが見ていられないから、泣きそうな顔をしてしまった。

 「いえ、何でも」

 「そ」

そう言った少年はけだるげな欠伸をかみ殺して書見台に載せた本のページをめくった。その姿がふと消えてしまいそうで思う、 ああ、はかなげな美少年っていいな。

 {いい感じに締まらないのが君らしすぎて笑}

ふうん、そんなこと言っちゃうんだ…ねぇ、シュバルツ君、全国民、総コンテンツ化計画聞く?

 {聞かない、え、何、怖いんだけど 急にどうした?}

君が私の性癖をけなしたのが悪いんだよ…

 {え、微妙に病んでやがるんだが…というか性癖をけなすから全国民総コンテンツ化が出てくるのが意味不明すぎて、怖}







こないだヤンデレを書こうとして「うまく書けないぃぃぃ(悲鳴)」と奇声を上げていた作者です。

最近自分のコンテンツがまた分からなくなっている人です。え、これはギャグなの?ハイファンタジー名乗っていいの?ってなってます。


セレナ:悩むぐらいなら中身を改善しろ、というか知ってるからな…

作者:え、何を?

セレナ:うまいこと書けないぃぃぃってなったからって、ダミアニャの二次創作漁りに走るんじゃねえ!(怒)

作者:ひぃ!すいません!!!!!!ちゃんと書きます 下書き今全然貯まってなくてやばいのでちゃんと書きます 毎日更新するのでどうかお許しぉぉぉぉ!!!


追伸:評価ポイントくださった方ありがとうございます!これからも見ていただけるように連載させていただきます!

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