58 図書館最高!
シルヴィアのおかげで城の図書館に行けることになった訳ですが、な、何なんだこの建物は~~~!広い・ぎっしり・高い、という蔵書が充実している図書館の3拍子(セレナ調べ)が揃っている!
「二階建てで、禁書類が納められている閉架書庫も地下にあるのですよ」
閉架書庫!読みたい!読むしかないじゃん!あ、謎の美少女プレイポイントに指定しておこうか^^ミステリアスに侵入したら不法侵入でも無罪じゃん?
{それは君の裁定でしか適応されないルールね 普通は有罪だからね 君の美少女無罪の原則が通じるのは私ぐらいだよ}
しっかり染まってって笑。君の法廷なら無罪で行けるんだ。
「本がたくさん…感動的です、本当に感動します」
「セレナ様は本当に本がお好きですね」
「ええ、早速読んでもいいですか?」
「もちろんですよ」
ふぉ〜インクの香りが脳内麻薬の分泌を促進しているのを感じるぅ〜!!!最高だぁ~!!!
{あれ?どこかでみたような状態…あ、これ執筆で徹夜明けの完全にキマってるやつだ はぁ、本に興奮しすぎてイカれちまったか}
はぁ~幸せ^^時間がたつのが早すぎるぅ^^幸せが増幅して極まってるぅ^^本・本・本!幸せの楽園^^あぁ、神が作り賜いし地上の宝!そう、それが本!はぁ~脳内麻薬が決まってるぅ!!
{一線を越えた本への愛情が暴走しているよーダイジョウブカー}
へ?大丈夫だけど?一体どうしたんだい?君棒読みになってるよ?
{大丈夫じゃないのは君だよ はぁ無自覚だよね 本に興奮しすぎてるだけだよね、知ってるよ うん}
私が大丈夫じゃない?本に興奮してる?え、これ位普通じゃない?本と図書館の前では全人類がこうなるよ?一般常識じゃん。
{怖、常識の隔たりが怖い 全人類こんな感じだったらヤバイよ え、改めて怖}
もうシュバルツ君、何がどうなってるのかわかんないけどさっさと正気を取り戻してね^^
{もういいです 私がおかしかったということにします これで許してください 正気を取り戻させていただきます}
許す?よくわかんないけどまあいっか。今日はいい日だ^^
{今日がいい日? やっぱり冗談きついわー 正気を保つんだ私}
シュバルツ君が錯乱しているのは放っておこうか。
それから私はほとんど毎日のように図書館に通い続けた。もちろん謎の美少女プレイタイムは別途確保している。
そして、私が図書館に通い続けて数週間。私はいつも同じ美少年を図書館内で見かけることに気がついた。美しい青色の髪、冷たい金の瞳にはおおよそ感情らしき物がうかがえない。へぇ、無感動な瞳が私を写す瞬間とか唆らされるじゃないか。虐めたい^^性癖にクリティカルヒットだよ^^
{ヤバイ、逃げろ少年!}
冗談だよ。いやぁあまりにも性癖にぶっ刺さったものだからつい邪な妄想がはかどっちゃった^^
{つい?怖}