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53 魔術の授業2

 シルヴィアが3日に1回指導に来てくれるようになってはや11日目、私は繊細なコントロールを習得できてはいなかった。

 {ねぇ、なんでできないの?}

真顔で切れないで。辛い。

 {いや、イメージでなんとかできないの? 繊細さのせの字もない謎の美少女でいいのかい?}

うむむ、それはだめ。でも、具体的にどうしたらいいの?内なる自分に向き合うってナニ?私の内側にいるのは君だから君に向き合ったらいいの?性癖パネルでも披露する?

 {向き合い方が性癖の共有ってかなり独特}

いや、普通だよ、一般常識。あ、だけど地雷共有の方が一般的なのかな?

 {どっちも一般的じゃないでしょ}

そ。じゃ、本題。繊細なコントロールについて教えてくれ。

 {まずは出力を絞ることかな 手元に魔力を集めて、そうそうそんな感じ それから指に魔力を振り分けて細く糸状に練ってみて それで糸を魔術に変換ね}

ほうほう。いけるかな?とりゃ!ドッカーン。


 訓練場にクレーターできたのどうしてくれるの?

 {下手な君が悪い 私は細く糸状にって言ったのに君金属パイプ並の太さに練ってるから出力調整に失敗しているんだよ}

もう豪快系美少女でよくない?

 {諦めるのか!? 出力調整諦めて委員会だよ!}

ネタが古い。今時受けないよ。大体何で君熱血系に転職してるの?君は私のやれやれブレインポジだったよね。

 {何で巷ではやれやれ系のヒーローって流行るんだろうね?}

そりゃあ主人公が自分から喜々として面倒ごとに突っ込んでいったら共感できないからでしょう。だから、助けを求められたり、味方がピンチになってからやれやれ仕方ないなって動き出すんだよ。

 {その話に当てはめると君は共感されにくいタイプの人間だねぇ…}

謎の美少女に共感要素いる?庶民派で売っていいのはヒロイン様だけだよ?そこんとこよろしく。

 {ってそんな話はいいから出力調整!もう仕方ないから君の体一瞬もらうよ!体に刻みつけるから一発で覚えろ!}

ほぇ!?何をするんですか、シュバルツ君!?


 「電撃」

パチッ。ふわりと落ちてきた葉を小さな静電気並みのサイズの稲妻が打ち抜いた。ごく微量の力がスッと抜けていった感覚が刻みつけられた。


 {これで分かったかい?}

おお、もちろん^^もう一回行くよ。パチッ。あ、いけた。

 {おお、さすが私 教え方が美味かったね}

結局はシュバルツがコントロールを乗っ取るという力業めいた方法で解決した。



後書き失礼します。

最近、再び小栗虫太郎(文スト)にドはまりして虫くぅぅぅぅん!ってなったり物奇組の絵をあさって生きている作者です。ヨコ虫最高!!!!(それが言いたいが為だけに後書きを書く作者)


シュバルツ:{自分の作品をさっさと進めたまえ、最近この作品全然書いてないだろ}

作者:あ、バレた?ごめんごめん(てへっ)

シュバルツ:{美少女の「てへっ」以外需要ないから}

作者:全力同意。あ、シュバルツ君の「てへっ」もそのうち出そうかな。君は精神生命体だから性別とかないし、美少女化させたら、うん、全然あり寄りのあり!

シュバルツ:{だめだ、こいつあの頭おかしいセレナの生みの親だった… まともな会話が成り立たない…}


追記:最近ブクマ数が増えていて嬉しい作者です。ブクマしてくれた方々にこれからも読んでいただけるようにこれからも毎日連載していきたいです。本当にありがとうございます。

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