表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/171

52 魔術の授業1

 {シルヴィアを鑑定してみたよ 魔力量は君の500分の1くらいかな 彼女の年齢の平均から考えると10倍はあるね 属性は水・火・風・土・光の5属性 特に水属性の適性が非常に高いね}

分析ありがとう。この結果はかなり優秀ということでいいのかな?

 {そうだね 多分そうだと思うよ}

ビーネとかグラウと比べるとどっちが強いかな?

 {ビーネは魔術が使えないけど俊足と素早い身のこなしがあるからね 魔術は当たらないと意味がない 避けられるとビーネにも勝機があるかな グラウはあのぬいぐるみに受け止めきれない攻撃を受けない限り勝てるかもね ただ持久戦向きだから決着は難しいかも じり貧だね}

なるほどね。ちなみに私より…

 {強いわけないでしょ 君には私が付いているんだよ負けるわけないじゃん}

すっごい自信。


 「それではまずセレナ様にできる魔術を見せていただけますか?」

 「分かりました 屋敷の訓練場に移動しますね」

そうしないと部屋吹っ飛ぶしね。ただの雷撃でも破壊力大変なことになっているからね。

 {コントロール死んでるからね}


 訓練場に移動してから空に向かって手をかざす

 「大渦」

宙に大きな水の塊ができて大きく渦巻いて激しく回転している。

 {上級魔術だね 学園に入学する前に使える人なんていないからね と言うか上級魔術は大人でも使えないこと多いからね、そこ自覚しなよ}

はぁい。それじゃあもう一発!

 「光剣」

光の剣が出てきて宙を切り裂く。どや。

 {ねえねえちょっと聞いてんの 一般常識を乱すなって言ってんの}

はいはいもう分かりました。まー聞く気はないけどね。

 {メドミア様の『絶対敵対メチャキライヤー』のパロディーね、乗ってくれてありがとう 私は可不ちゃんが歌ってる『もうぶち切れちゃうからね』の部分が好きだよ}

同じく。分かってんじゃん。それにしてもあの「仲いいね」って言われて「「仲良くないっ!」」って同時に言ってそうな関係性マジで好き。たまらん。


 「この威力は…私に教えることがあるのでしょうか…」

あ、シルヴィアが呆然としてた。

 「この通り私は繊細なコントロールが苦手なのでそのあたりをシルヴィア先生に教えていただきたいのですわ」

 「…な、なるほど では魔力の基礎的な扱いから行きましょうか」

 {対応早くて好感度高い^^}

それな。


 シルヴィアの言うところによると魔力のコントロールは意識の集中が必要になるのでまずは瞑想が必要らしい。ほうほう。瞑想ね。やってみるか。


………だめだ。シルヴィアとおねロリしたいとか思っちゃった。

 {邪念がわきまくってて草 逆にそれだけ四六時中思考してるとも言えるね}

フォローが痛いよ。そうしてまた瞑想世界に戻っていき断念するということを繰り返したのだった。


 「大渦」

おお、小さめにコントロールできてる!

 「セレナ様は覚えがよろしいですね また今度まで瞑想を続けるとかなり飛躍的なコントロールの向上が見込まれます」

褒められた^^

 「ありがとう存じます」

シルヴィアが屋敷を後にした。見送りに出ておく。


 「…あの子どうなってんの!?」

ん?なんて言った?

 {いや、本当にそう思うよね あ、君にはもう共感求めてないからね}

本当にさっきシルヴィアはなんて言ったの?気になるんだけど。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ