51 今更ですが
毎晩のダンジョン周回を減らして執筆を開始してはや一季節。秋ですね。
{あ、知ってる?あと半年で君、学園入試だよ^^}
へ?学園入試?ナニソレオイシイノ?
{どうやら完全に忘れていたようだね 学園卒業は正式な貴族として認められる為に必ず必要なんだよね それで学園に入学するには入試を受けないといけないんだよ ま、受けたら受かるけどね}
えっと確か入試の結果で学園のクラスが決まるんだよね。それじゃあ私は天辺のクラスを狙う訳ね。
{そ、君公爵令嬢でしょ。一番上のクラス以外許されてないからね}
はぁ、大丈夫かな?今から不安なんだが。
{むしろ君の場合どうやって手加減するか考えるべきでしょ ヴァイスとして身バレしないように無属性魔術の使用は禁止ね あれ特徴的だから見る人が見たらすぐバレるよ}
ええ~、あの光線がいっちゃんラクじゃん!
{はぁ、君はもう少し技術とか身につけた方がいいよ なんせ力任せが目立つから}
はぁい、分かりました。
そしてそんな会話をした翌日、私は朝食の席で父に明日から魔術の先生が来ると告げられた。どうやらミルトがひっそりと父に私が魔術で机を焼いたことは伝えていたらしく、これまで教師を付けなくても最低限普通の魔法は使えることが把握されていたらしい。そんな、秘密にするって約束してくれたじゃん。だけど、入試が近いというので本格的に魔術の教師を付けてくれるらしい。今更だね。
{君に教師とかもうちょっと前に付けてくれたらもっとまともな方向性にいってたよね}
これまではのびのびさせると言う方針の下自由が多かったのだが少し忙しくなりそうだ。
{ある意味ヴァイスはこの家風のおかげで生まれたよね}
まあ他の家に生まれてたら忙しすぎて夜まで元気なかったかも。そしたら謎の美少女プレイできなかったわ。
{本当にそうだよね}
翌日の午後、私は応接間で魔術の教師を待っていた。ミルト曰く国の魔術師団の方らしい。伯爵令嬢で学園を魔術成績首席で卒業した高名な先生だとか。
応接間の扉が開き、女性が入ってきた。黄緑の柔らかい色合いの髪を後ろで編んでまとめている。暖かい蜂蜜色の瞳がきれいな人だ。
{ほんわか系の美人だね}
「お初にお目にかかります 魔術師団第3席シルヴィア・スマラクトと申します」
「セレナですわ よろしくお願いいたしますね」
魔術師団第3席ってすごいんだよね?
{多分ね 20000年くらい昔の話だけど今の魔術師団に当たる組織の第2席の男に浄化されかかったことがあるわ あの時は本当に焦った}
それ何代前の王家?
{多分26くらい前}
参考になるの?そのデータ。
{ならないね まあ、若い頃のことだからそんなに強くなかったと言う理由もあって負けそうになったの 今なら圧勝するから}
君が勝てるかどうかじゃなくて、魔術師団第3席の実力のほどを知りたいんだけど。もっと最近のデータないの?
{いや、私はいつもこの国にいたわけじゃないから知らない}
ちっ、使えない悪魔だ。
{泣いていいかな?}
だめ。シルヴィアの鑑定しといて。
{了解だよ…}
後書き失礼します。
最近忙しくなってきたので、登場人物・語句の語源を追記するのはやめようかなと思います。
セレナ:手抜きとはいい度胸だねぇ。
作者:い、いやこれには理由が…
セレナ:くだらない理由だったら死刑だぞ。簀巻きで太平洋にドボンだぞ。江戸川を流れてろ。
作者:いつの時代!?聞いてください裁判長!私はただ、最近太中や中太、芥敦、太芥などのイラストを漁るのに忙しいんです!
シュバルツ:死刑!
セレナ:いや、無罪でしょ!
シュバルツ:君はどっちの味方なの!?
*太中、中太(太宰治と中原中也のカップリング)
*芥敦(芥川龍之介と中島敦のカップリング)
*太芥(太宰治と芥川龍之介のカップリング)
全部文スト【腐】だよ^^