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43 どうでもいいけどマカロン食べたい

 昼食を終えた私たちは再び買い物に興じていた。靴屋で、ビーネに靴を選んだり、手芸用品を見て、ぬいぐるみを可愛く改造しようとしているグラウを微笑ましく眺めたり、楽しい時間を過ごした。まあ、ビーネとグラウが手芸店のはさみと針を見ながら武器としての性能を語り始めたことには若干引いたけどね。周りにお客さんがいなかったのと店員さんのカウンターが離れていたことは幸いだったよ。

 

 「ヴァイス、こんなにいろいろ買ってくれて大丈夫なの?」

 「大丈夫よ」

フィーレダンジョンで666回ボス周回したり魔石を大量に稼いでいるからね^^地味に大金持ちなんだ。

 {あれは執念のなせる技 ほんとにビビる}

執念って、衣装への強いこだわりと言ってくれ。


 「それじゃあ次はどこへ行こうか」

 「そうね、次はそこの角の店にでも行きましょうか」

 「ティーセット、欲しいの? ヴァイス?」

 「ええ、少しね」

こないだのムレン伯爵の所の交流会でね、庭で茶会とかいいなと思ったんだよね。


 食器を売っている店でしばらくいろいろと見て回る。どういうのが方向性に会うと思う、シュバルツ君?

 {そうだねぇ 可愛らしい系ではないことは確かだねぇ シンプルに?}

それもそうだねぇ。この白いのとかどうかな?

 {縁の銀色がきれいだねぇ}

買った。


 「そういえばどうでもいいけどマカロン食べたい」

おお、ビーネちゃんその台詞は!

 {脳漿炸裂ガールだねぇ}

ビーネは全く意図してないと思うけど。元ネタ知ってるわけがないもんね。

 「それじゃあ3時のおやつはマカロンを食べましょうか」

 「楽しみ」

近くのカフェでおやつを食べた。ここでもグラウがマカロンを50個平らげていた。この子の胃袋どうなっているのだろうか。

 {空間魔術が使えるのかもね}

会計の時、店員さんが引いてた。そうなるよね。そういう反応になるよね。


 そうして買い物を満喫した私たちは貴族街を後にした。シャッテントゥルムの本拠地にビーネとグラウを送っていく。


 以前のシャッテントゥルムの本部は私が壊したので、私が修理して地下拠点ごと王都の地下に移行した。何、なんということもない。シュバルツ君の協力と私の魔力があればこれくらい余裕だ。高度すぎるセキュリティーと、魔力探知の認識から外れるようにしてあるのでバレてない。


 まあムレン伯爵はいきなり連絡が付かなくなって焦っているかもしれないがそんなこと知ったこっちゃない。私は死亡フラグを避けたいんだ。没落なんてしたら一瞬で死ぬ。没落貴族に待っているのは口封じという名の死だ。

 {おっそろしいねぇ}

全くだよ。恐ろしいよね。死亡フラグゴロゴロだよ。


 まあ、でもそんなもの粉砕すれば良いんでしょ?死亡フラグごときに縛られる私じゃないからね、フラグなんて蹂躙しながらに謎の美少女プレイをして美少女を堪能し尽くすよ^^ついてきな相棒!

 {おー!!}

 


後書き失礼します。

脳漿炸裂ガールが10年前の曲とはにわかには信じられない作者です。

今も脳漿炸裂ガールの1時間耐久を聞きながら執筆してます。

買い物編はこれで終わりです。

次でセレナ7歳秋からセレナ8歳春に飛びます。(なおセレナの誕生季は春です。)


追伸 6月19日は太宰さん(文スト)の誕生日です!カニ缶を捧げさせていただきます!おめでとうございます!

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