40 シュバルツ君、君…
右手にビーネ、左手にグラウ。最高。グラウに話しかけるビーネと緊張した表情ながらそれに答えるグラウ。てぇてぇ。一生見てられる。ビーネはどっちかというと美童女で、グラウはマジの美幼女。小六くらいの見た目の美少女もほしくなってくるねぇ。あーでも髪色とかが既にいろいろ違いすぎて揃えるのは無理かー。
{何の話かい?}
君、私の記憶を漁れるなら物語シリーズを読め。私は全巻読破してアニメも全部見たからな。今言ったことの意味が理解できるまで話しかけんな。
{何、君すっごい圧力がかかってるんだけど}
あ、できるなら脳内にネットを整備してくれない?
{もう君が何を言いたいのか1ミリも分からない}
分かるまで記憶の海でラーニングにいそしめ!
{了解…}
今日の二人はとてもかわいらしい格好をしている。ビーネは若草色のクラシカルなワンピース。オレンジのリボンを腰に締めているのと、編み上げのショートブーツがよく似合っている。グラウは深紅のワンピース。脛丈のふわっと広がるスカート部分が可愛い。結論、目に焼き付けたい。
「まずは服屋に行きましょうか」
貴族が行き交う街並みは美しい白の石畳を基調としていて、明るい印象を与える。私たち3人は服屋に入った。
「いらっしゃいませ」
優雅な礼を決める店員を横目にビーネとグラウは目を輝かせている。可愛い~たくさん買おうねぇ。
{貢ぎ根性…}
シュバルツ君^^何か言ったかな?君にはラーニングを頼んでたよね(圧)^^
{…}
「これとかどうかな?」
「か、可愛いよ ビ、ビーネちゃんに似合ってる」
ビーネとグラウが喋ってる!しかもビーネちゃん呼びはかわいらしすぎるでしょ^^
「そうね、よく似合っているから一度試着してみたらどうかしら」
「うん、分かった 着てみる」
ビーネが試着している間に服をあさる。
「あ、あのこれとかどうでしょうかぁ…」
グラウが出してきたのはミント色とチョコレート色のワンピース。膨らんだスカートが可愛い。ほほう、分かってるじゃないですか。グラウもビーネに着せたいよね、いろいろ。
「いいと思うわ 次はそれを着てもらいましょう」
着替え終わったビーネが出てきた。白と夜空のような紺色のワンピース。ハイウエストのスカートと、セーラー襟が可愛い。
{君の語彙が可愛いで締められているねぇ もうちょっと他の表現はないのかい}
ええい、君ラーニングが終わるまで出てくるなって言ったよね?
{それに縛られる義理はないねぇ 私もキャッキャウフフなロリの絡みを見たいんだが}
君のラーニングが早すぎて笑うしかない。私にあれだけ言っておいて一瞬で百合とロリに目覚めてんじゃないの。
{これまでの発言を反省させてください}
仕方ないね、一緒に楽しもうか^^
{ありがとうございますだねぇ^^}
後書き失礼します。
物語シリーズ(作:西尾維新)好きの作者です。
忍ちゃんと余接ちゃんと真宵ちゃんのロリっ子3人が好きです。
特に余接ちゃんが好き。
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