表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/171

4 魔術修行

 魔術を覚えるためには魔導書が必要だ。私が手に取った初級魔導書は、基本的な魔法を覚えるものだ。ええと、魔術は属性が大事で、自分の持っている属性の魔術しか使えないらしい。属性は基本、水・火・風・土・闇・光の6属性で、そのほかに聖女が持つ聖属性があるそうだ。


 私は魔導書の属性鑑定の魔方陣に手をかざしてみる。すると、自分の持っている属性が浮かび上がってきた。私の属性は水・火・風・土・闇・光、それから無?らしい。無とは?よくわからないので、いったんスルーだ。私は6属性持ちだった。転生特典というものだろうか。


 魔術を使うためには、魔力を感じることからだという。魔力ね、体中の巡りを意識するというテンプレで意識できるのでは….. できた。ラノベ知識最高。しみじみ感じるね。そして魔力を魔術に変換っと。

 「水球」(ヴァッサー)

水の玉が浮かんでいた。おお,すごい。ファンタジーだ。この調子で、

 「火球」(ファイアー)

 「土壁」(エールデ)

 「風刃」(ヴィント)

いい感じである。このままこの魔導書を制覇していこう!

 



 …「氷球」(アイス)

 「石弾」(フェルゼン)

 「光球」(リヒト)

 「治癒」(ハイルング)

 「影手」(シャッテン・ハント)


 …..この魔導書派制覇した。魔導書を中級にしよう。

 「雷撃」(ドンナー) 

ピシャッ・ドーン

やばい机が焼けた。

 「お嬢様っ、大丈夫でございますか!?」

気がついたら日暮れだった。この後ミルトにめっちゃ叱られた。父への報告は勘弁してもらったけど、威力高いものは簡単に練習できないな。どうしよう。


 魔術を覚え始めてから1月がたった。その間に私は威力の高い魔術を練習しにくい問題を解決した。実は私の無属性魔術が大変お役立ち仕様だったのだ。


 無属性魔術の中でも亜空間を作り出す空間魔術を習得して、そこに魔術を放てばいいという天才的な発明である。まあ、天才的かは置いておいて、この魔術のおかげで私は初級魔導書から上級魔導書まで30冊の魔導書を覚えることができた。


 無属性魔術は他にも、身体強化、転移魔術、変装魔術、付与魔術、鑑定魔術、結界魔術、反射魔術、魔力光線を習得することができた。これで本格的に謎の美少女プレイ計画が始動するねぇ!


 とりあえず、ダンジョンでロールプレイにいそしんでみよう。大丈夫、方向性は大事だからじっくり決めていこうねぇ~^^ ..…おっと,最近、オタク界隈にいたときの口調が出てしまっている。オタク美少女もおいしいコンテンツであることは認めるけど、私のキャラの方向性にはそぐわないからお嬢様口調にしないとねぇ~


 明日、父にダンジョンにいく許可をもらおう。

 




登場人物・語句の語源

ヴァッサー 水

ファイアー 火

エールデ  土、土壌

ヴィント 風

アイス 氷

フェルゼン 岩石

リヒト 光

ハイルング 癒やし

シャッテン・ハント 影・手

ドンナー 雷

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ