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38 ロリが増えた!

 さて、帰ってきたのはいいけどグラウをどうしようか。とりあえずシャッテントゥルムに預ける?

 {そうするしかないと思うよ 全く君が考えなしにいろいろ拾ってくるから…}

君は捨て猫を拾ってきた娘に返してらっしゃいと言うお母さんかな?

 {そのネタは別に面白くもなんともないからいいとして、さっさと預けてらっしゃい}

面白くないとか言いながらちゃっかり語尾だけ便乗するのはどうかと思うよ。

 {何のことかな?}

こいつ、ごまかしやがった。


 さあて、ビーネといつお出かけしようかな。

 {そういえば君どうやって昼間に抜け出すつもりなんだい? さすがに夜に服屋は開いてないと思うが}

そこは大丈夫。ちゃんと考えているから。まず、朝に不調を訴える。食事の後で、魔術で体の周りに熱をまとわせて熱を出したふりをしてゴートゥーベッド。ミルトを下げて、熱っぽい「鏡複製」(シュピーゲル)をおいて屋敷を抜け出すという寸法さ^^後は寝ているという設定でいけると思うよ。帰ってきたら入れ替われば完璧だね。

 {君にしてはまともな計画だね}

君にしてはとか失礼な!


 ビーネとのお出かけ計画の前にグラウに会いに行こうか。今日も夜のリューゲダンジョンの隠し部屋で密会だ。

 {夜に密会とか言ったら謎めいた響きなのに、普通に夜しか抜け出せないという現実的な理由だったので笑ってもいいですか?}

そんなこと言うな!現実に落とし込むな!というか君の敬語気持ち悪いからやめて。

 {はい、ふざけすぎました}

素直でよろしい。


 グラウをビーネが隠し部屋に連れてきた。

 {どうせ、どっちが攻めかとか考えてるんだろ、君}

…よく分かったな君。だんだん君の思考がこっち寄りになってるのが嬉しいねぇ^^

 {そりゃあこちとら四六時中君の思考に付き合ってんだよ 理解も深まるというものだねぇ}

この調子で行こうね!

 {今更だけど宿主変えていいですか?}

おい、君何勝手に逃げようとしてるんだ。

 {ごめん、つい}

つい、じゃないんだから。はぁ。


 「あ、あの グ、グラウですぅ…」

語尾が消えそうになってる!気弱キャラもありだよね^^

 {緊張している子に対して酷い言い草 というかこういうキャラじゃなかったよね 静かな神秘系の無言美幼女だったよね}

それはそう。


 「そう、よく来てくれたわね 私はヴァイス 貴女に契約を持ちかけに来たのよ」

 「ほぇ? け、契約ですかぁ?」

 「そう、契約よ 貴女と戦ってみて貴女を失うのは惜しいと思ったのよ だから、貴女をシャッテントゥルムに誘いに来たの どうかしら検討してくれる?」

 「殺されない…イヤイヤそんな都合のいいことが…」

しかも独り言属性持ちかぁ。うん、採用。

 {独り言の内容には頓着してないのは君らしいよ このコンテンツ化色眼鏡オタクめ}

君の私への理解度が上がっているようで喜ばしいね^^


 「あの、ヴァイスさん?はなんで私なんかをシャ、シャッテントゥルムにさ、誘ってくれたんですか?私には人に求められる、か、価値なんてないです」

 「そんなことはないわ 貴女のその能力は賞賛に値する努力の結晶だと思うのよ それに貴女のようなキャラが私たちには(カップリング要員として)必要よ」

 {文章の間に怪しい単語が入ってたよ?}

 「わ、分かりました 殺されないなら何でもいい、です よ、よろしくお願いします」

よっしゃ、ロリが増えていく!最高だねぇ^^

 

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