30 謎の美少女には特殊介入効果があるんだ
今日2024/06/09で投稿開始から10日になります。総合2000pv突破しました。ありがとうございます。
そして、戦場の真上に白い光があふれた。そして、魔法陣からヴァイスが出てきた。ゆったりと地上に降り立ったヴァイスに皆が目を奪われる。
出だしは決まったねぇ!ありがとう相棒^^
{当然のことをしたまでだねぇ^^}
「何者だ?」
双方を代表して魔王教の老人が鋭く問う。
「あら、ただの通りすがりの闇の裁きの代行者よ」
通りすがりを多用しすぎかなぁ?
{気にしすぎじゃない?}
そうだよね、これでいいよね。
「闇の裁きの代行者など聞いたことがないぞ」
そりゃあさっき考えたばかりのことを適当に言っているだけだからねぇ。聞いたことあったら名乗っているやつをキャラかぶり禁止法で裁きにかけたいんだが。
{その場合後から言い始めた君が負けるのでは?}
はっ!確かに。
{知能指数が下がっていないかい?}
ま、まさかーハハハ。
{笑いが引きつっているよ}
ごまかせないか。
「聞いたことがないから何だというのかしら 魔王教の皆さん」
「なぜそれを、いや、目的を言え!」
「目的? これから死にゆく貴方たちにそれを言ってどうなるのかしら?」
急に目の前で口論が始まったのを見ている騎士たちが目を白黒させているねぇ。
「我々も其方の目的は聞いておきたい」
「あら、騎士のお方 貴方も目的を問うの? 皆同じことを聞くのね」
そう言って軽く威圧してみた。そうすると騎士たちが顔を青くしている。
{君の魔力量に当てられてつらいんだよ}
おっとつい手加減に失敗してしまったよ。
「まあいいわ 教えてあげる 私は闇の裁きの代行者 これから魔王教を滅ぼすわ」
「我らを滅ぼす? 冗談はほどほどにしろ!」
そう言って魔王教の3人が迫ってきた。それを全員避けて、ヴァイスは手に持った大鎌を振るう。そして、放たれた光線が3人を貫いた。それを見て騎士たちが顔を青くしている。
「さて、帰りましょうか」
ヴァイスは歌うようにそう言ってダンジョンを後にした。
くぅー決まったよ!
{君魔王教を滅ぼすとか言ってたけどどうするの?}
あー言ったねぇそんなこと。まあ魔王が死亡フラグだしね、潰しとこうか。
{了解だよ}
とりあえず今日は帰って寝ようか。疲れたわー。