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26 試着会

 よっしゃ!新衣装だ!自分の世界に入り込んだシュバルツ君は置いておいて、試着してみようか。


 ダンジョン産の装備はサイズの自動調整が付いているからもちろん誰でも着られるけどね、試着したいじゃん。


 黒魔術師のドレス装備は黒を基調にしたクラシカルなドレスだ。ストンと落ちるスカート部分が前のドレス装備より、大人っぽさを出している。黒タイツに黒のピンヒール。背中まである黒いレースのヴェールも雰囲気が変わっていいね。最高だよ^^


 さて、シュバルツ君。そろそろ戻ってきて感想を教えてくれないかい?君が今回の件の功労者なんだが。


 おおい、シュバルツ君。一体全体どうして返事をくれないんだい?

 {ああ、君か 少々放心していたんだ}

何かあったのかい?

 {何かあったのかいって君ねぇ…君の魔力のとんでもなさの秘密を解明して放心しているんだよ}

はて?秘密?何もないよ?

 {無意識かい! いいかい、よく聞きたまえ 君の魔力は日々増えているんだ 君は無意識かもしれないけど、魔力に付与魔術で、増加のバフがかかっているんだ}

なるほど。

 {そして、君の魔力は同学年の平均と比べて、10000倍以上、ヴァイスの見た目年齢で計算しても5000倍はくだらないと結果が出たんだよ}

え、そうなの!?

 {そうなんだよ、その上、意味不明の魔力増加現象も起こっているんだ}

あ、そっちは分かる。謎の美少女プレイしてたら魔力が増えるくらい興奮するもんね。

 {興奮で魔力が高ぶることは知られているけど、量まで増えているのは君くらいだよ}

そうなんだ。

 {反応薄くない?}

魔力が多くて困ることがあるかい?それに意識的に魔力に増加の付与魔術をかけたらもっと増えるという素晴らしい発見もなされたんだ。今日はいいことずくめだよ^^

 {君のポジティブシンキングには驚かされるよ}

ポジティブ最高!いいじゃないか^^

 {それはまあ、そうだねぇ}


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