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142 撮影会

 さて、と言ってシュバルツ君が実体化した。そして、空間収納からカメラっぽいものを取り出した。


 え、なんでカメラ持ってるの?

 {君の現代知識を元に一寸ね^^ 空中で自動固定できるから好みのアングルを追求できると言う素晴らしい代物さ}

君が有能すぎるんだが?というか若しかして準備ってカメラの準備?

 {うん、カメラ自体は撮影会をすると決めたときから用意してたんだけど、空中での自動固定機能を付け足さないとと思っててね}



 ……矢っ張り最高だよ!君が相棒で良かった!マジで。天才ですか。ありがとうございます。

 {そんな風に言ってくれるなんて嬉しいねぇ^^}


 さて、早速始めよっか。

 {行こっか^^}


 「ヴァイス、もう、我慢できそうにないっ…」

そう言ったシュバルツ君(び、美少女だぁぁぁぁ)に階段の踊り場で押し倒される。


 あ、もう、役に入り込んでる感じですか?

 {その通り^^ 設定としては戦いの後収まらない熱を重ねる相棒って所かな^^}

もろこないだの会話に影響を受けてて草。


 「っシュバルツ、落ち着いて頂戴! っあ…駄目っ」

はい、来ました。キスです。………って、え?キス!?え???って接吻てこと!?え、えぇぇぇぇぇ!?

 「君はこんな風に啼くんだね…」

そう言ってシュバルツ君は私の頬を撫ぜた。び、美少女と、キ、キスしてるよぉ…


 

 「何故、こんなことをするの!」

絶賛大混乱中だが、とりあえず謎の美少女ヴァイスとして振る舞う。キッと強気にシュバルツを見据え、互いの唾液で汚れた口元を拭う。ってこいつファーストキスなのにディープキスしてきやがった。おかげさまで口内ぐっちゃぐっちゃだよ。……まあ、気持ちよかったことは否定しないが。


 「何故?それは君も分かってるのでは? 時々君からよこされる熱の籠もった視線に私が気が付いていないとでも?」

 「…っ そんなこと…」

 「していないとでも言うつもりかい?」

言うつもりでした。なんで分かるの。

 {私の相棒たる君のことなら何でも分かるよ^^…多分}

多分?

 {いや、たまに君は突飛なことをするからねぇ}

…否定したいけど否定できないような気がする。


 「兎に角、どいてくれるかしら 相棒に跨がられる趣味はないの」

嘘です。普通に需要あります(百合だ^^)。

 {え?あるの じゃあ、止まらないよ?}

ほぇ?え、私、何かやらかした気がする。

 

 

後書き失礼します。

暑さ寒さも彼岸までと言いますが全然暑さが収まってないぞと文句を言いたい作者です。


告知です。私用にて更新をしばらくストップさせて貰おうと思います。

更新再開はおそらく10月に入ってからになると思います。

ストーリー自体はまだまだ続くのでご安心ください。


追記:誤字報告をくださった方本当にありがとうございます。(2024/09/25 3:10)

   訂正が完了しました。(2024/09/25 3:26)

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