127 学園ダンジョン2
ダンジョン攻略を進めていく。
ゴブリンをひたすら始末し、スライムが大量に降ってくるスライム回廊で炎を爆裂させながら優雅(?)に爆進。キングスライム戦ではその馬鹿でかい図体を風刃でみじん切りにした。
{みじん切り(笑) お料理かな?}
…え、スライムって食べられるの?
{…スライムゼリーというものはあるけどそれは食用ではないのだよ}
要は?
{スライムは…多分食べられない}
残念だ。
{え、食べる気だったの!? 美味しいそうとは思えないよ!?}
でも、何か気になるじゃん。
シュパッ。
振り返ると剣を持った2足歩行のトカゲもどきが!
{え? ああ、うん リザードマンのことね 普通にリザードマンって言ってくれない? 咄嗟に分からなかったんだけど}
あ、ハイ。すみません。
{それで、如何すんの?どうやって戦う?}
むむむ、ここは剣でも使ってみますか。
{剣? 無理だよ}
いいや、やれば出来るかもしれないじゃん。
{そういう問題じゃなくてさ 君…剣持ってないじゃん}
あ…本当だ。うん、私何言ってたんだろう。剣がないのに剣で戦うとか無理だよね……
なんて言うと思ったかい?
{いいえ?全く思うわけ無いじゃん で、私に何をさせる気? ってリザードマン襲ってきたけど如何すんの?}
魔術で時間稼ぎ、というかぶっちゃけ剣の相手はリザードマンである必要は無いから仕留めるよ。
ダンジョン内を走り抜けながら魔物を炎と雷で一掃する。入り組んだ道を確実に進み、ボス部屋は九電撃2連発で通り過ぎる。
オークの多い階層を水流と渦で洗い流しながら進む。
{洗濯機かな? アホみたいな魔力量に任せて身体強化して走っているせいで魔術を超速連射しないとろくに魔物に当たらないという状態になってるけどこれまたアホみたいな魔力量で補っているんだから本当にめちゃくちゃだよね!}
お褒めにあずかり光栄だよ。そうだ、剣の話をしていいかい?
{良いよ!さっさとしたまえ! こっちは連射制御で大変なんだから!}
簡単に言うと魔術で剣を作れないかと言う話さ。例えば、光剣は剣をぶっ放す魔術だから、一度使えば消滅する。そうじゃなくて普通に使える剣が欲しいんだよ! 何とか出来ないかい?シュバルツ君!
{成る程ね… それなら、イイ形態があるよ^^ …一寸消耗が激しくなるけど絵面が兎に角好みなのさ!}
若干、嫌な予感がするけど気になるから聞くよ!それってどんな形態なんだい!?
{ふっふっふ その名も自傷形態さ!}
チェンジで。
{えっ!? 何で!? まだ説明すらしてないよ!?}
だって、痛そうじゃん。