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121 音楽

 朝早くから音楽の試験を受けに北3棟の小ホール2に向かっている途中オランジェットに会った。

 「お早うセレナ 講義で貴女と会わないから心配していたの」

美少女に心配を掛けていたなんて…反省しなきゃ。

 「お早うオランジェット 講義へは行かないわ もう試験を受けているの」

 「…え? 一寸待って頂戴!?どういうことなの!?試験を受けているって…え、もう!?」

 「え、ええ、そうよ 試験を受けてもう単位800を貰ったわ」

レポートも朝に返却されたからね。寮に届いてたよ。

 「え…流石に早すぎでしょう カルドも1週間は講義に出て必要なさそうなら試験を受けるって言ってたけど、貴女まさか初日から一度も講義を受けずに…? ……………まあ、応援してるわ」

 応援してるわだって^^嬉しいね気合いが入るよ^^作法の試験も楽しみになろうというものよ^^

 {作法なんて嫌だ…ってさっきまで憂鬱そうだったのがまるで嘘のようだな…}

 「ありがとうオランジェット 頑張ってくるわ」

よし、行こう^^美少女からの応援があれば何も怖くない^^

 {ふふふ^^}


 「1年Aクラスセレナ・ナロウ 試験を受けに参りました」

 「ふふっ、入って頂戴な」

 「失礼いたします」

小ホールに入るとおっとりとした容貌の美女の先生がいた。

 「ふふふ、貴女、随分と試験に来るのが早いのね 凄いわぁ でも、大丈夫よぉ 予約し間違いだとしても怒りはしないわぁ」

前言撤回。全くおっとりしていない。こいつもの凄く嫌味だ。今のは本当に試験を受ける実力があるのかと遠回しに貶されたのだ。そして、さらにさっさと帰れば?と言ってきたのだ。


 この女、目元の泣きぼくろ何かが大層コケティッシュだが、それさえも私の目には歪んで見える。こ、こいつ、私に喧嘩を売ってやがる…へぇ、こいつ私に喧嘩を?あぁん?舐めてんのか?


 見えない火花がバチバチと散った。

 「あら、私は間違えてなどいません 確かに試験を受けに参りましたわ」

アルカイックスマイルを浮かべ冷えた目で真っ直ぐ女を見つめる。その汚い口をお閉じなさいな。いや閉じろ。

 {あっちゃー怒ってるねぇ…}

 「そぉ?無理のしすぎはよくなくてよ 時間は有意義に使うべきだと思いますの」

遠回しにさっさと帰れと言われた。あぁん?ふざけんなこの問答の方が時間の無駄だわ。

 「ご心配には及びませんわ ですから、試験をお願いできますか?」

ニッコリと微笑み圧力を掛ける。試験しろ。さっさと私に単位をよこしやがれ。

 {醜い本音(笑)}


 「そこまで言うなら試験にしましょうかぁ」

最初からそうしろつってんだよ!ハァ。

 




後書き失礼します。

ボカロも好きな作者です。

昨日8/31はミク誕でしたね!


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