表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/36

第19話



 「葵さ、やっつけで行動するなってあれほど言ったよね??!」


 「…うう、だけどさぁ」


 「だけどもクソもないでしょ!?私があの場にいなかったら大怪我するとこだったんだよ??」



 こんこんと私を叱りつけているのはクラスメイトの三ツ橋アカネ。


 所有する能力は量子空間(テレポーター)


 友達の1人であり、候補生の1人でもある。



 「かすり傷程度だって」


 「嘘ばっか。いくら重力風(シールド)を張り巡らせてたって、あの至近距離であの爆発…。たかが演習で死ぬ気!?」


 「そのたかが演習で大怪我するとこだったんだよ」


 「西園寺君のこと?」


 「あんなヤツを“君”付けすんな。やられる前にやっただけだ」



 アカネの言う通り、最後に出した技はほとんど自爆みたいなもんで、出力を誤れば自分もろとも吹き飛ぶ。


 けどそうならないように威力はだいぶ弱めたし、シールドだって万全だった。


 多少の傷は負ったかもしれないが、どうせ大したことない。


 心配性のアカネのおかげで、かすり傷も負わなくて済んだけどね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ