表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ありきたりな転生物語をもう一度!  作者: ありきたりな人間
18/72

18

佐々木さんとキーナーとキャッキャウフフとしていた俺だが、そんな楽しい時間は海の突然のうねりで終わりを告げた。

キーナーは不倶戴天の敵を睨むかのように、佐々木さんは目が点になりながら、俺はアンニュイにその方向を見ると、大きなタコがいた。

足をウネウネさせている。

さながら「ヌルフフフ、殺せるといいですねぇ。卒業までに」と言わんばかりだ。

まず初めにキーナーが走った。

さっきまでのほほんと海を楽しんでいたふやけた表情は消え、今は目の前の敵に一心不乱だ。

次に佐々木さんが走った。

何でも「セーラさん。手伝います!」らしい。

そして手持ち無沙汰になった俺は、二人の後を追いかけるために走った。

決して面倒だから側から眺めてようとかは思っていない。

片足が水に沈む前にもう片方の足を出す。

すると水面は地面のように走れるようになる。

道中、キーナーが指示を出す。

「私と佐々木が陽動!マイケルが仕留めなさい!」

ええ、面倒くさい。

なんてことは全く思っていない。

先に着いた佐々木さんとキーナーに注意が行ったタコは、俺のことなど気に留めちゃいなかった。

そんなに美少女がいいですかね。

俺はタコの足の一つからタコの胴体に肉薄する。

ヌメヌメとした粘液で足がほつれそうになるのを踏みとどまって、最大速度で接敵する。

刹那、タコの目が俺を捕らえた。

その目は節穴じゃなかったってことだな。だが、もう遅い。

俺はタコの本体の座標を特定すると空中に飛び上がり、こう詠唱した。

「須く照らす太陽よ!須く燃やす極炎よ!今ここに現出したまえ!その火は混淆をも焼き尽くし、その光は歴史の先駆者となるだろう!穿て!<インフェルノ・サン>!」

すると、頭上から都市一個が入りそうなほど大きい隕石、いや、火の玉が落ちてくる。

それはタコに当たるや否や燃やし尽くした。

ふむ、上出来だ。

俺は自分に賞賛を送った。






「死ぬところだったじゃない!」

「でもセーラさん。マイケル君だって必死だったんです」

「そんな問題じゃないわ!あんなん、都市一個を破壊し尽くすのも簡単だわ!」

まあまあ、佐々木さんもそう言っていることだし。

「何他人ヅラしてんのよ!あんたの問題よ?!」

はぁ、これだからキーナーは。

「・・・・・・何よ、あんたが一番悪いのはどうしたって変わらないからね」

「ま、まあでもマイケル君の魔法すごかったです!」

ん?だろ?

「はぁ、あんたがそうやって甘やかすから・・・・・・」


これは無双では?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ