Mar31
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会えば会ったで嬉しい反面
会えなくなる恐怖で胸が押される
会えなくなれば運命なのだと
言い聞かせて踏み出していけるだろうか
七年前の手のひらと
数日前の手のひらは
少し冷たくなったのは
年のせいかな季節のせいかな
当時の眼鏡かければあの頃の面影蘇り
変わらないときめき胸に焼きつく
電話口の声いつも君だとわかった
少し低くなったいまの声それでも好きだよ
まだしゃべれること神様ありがとう
若い頃より丸くなったね
あの頃は機嫌の悪さすぐにみせたのに
会えたことで幸せ一杯の昼から
その夜は元気な頃のあの人に
会いたかったと思う心が沸き
その日の幸せ見失いそうになる
心は何処までも欲張りで幸せ求め
行先わかる日まで心は揺れ
夜が更けるたび涙滲み
明日を期待する中
打ち勝てない不安
想い出の場所彷徨い
何かしてないと狂いそうなくらい
辛くとも何の妬みはないの
胸に残してくれた想い抱えて行くから
ただこの経過が愛の結晶になるには
しばらく時間がかかりそうだから
まだしばらく思い出させて
眠りつく前まぶたに顔浮かび許して
前向きな私好きだと言って
越えれる試練私ならできると勇気づけて
絆深める記念日になるなら
来年の記念日までには
今の私卒業しておくから
特別な笑顔用意するだけでいいから
花なんて無理でしょ
プレゼントなんて尚更
もう何処にも一人で行けない身体
けど身体があるから通じ合えるの
しゃべれなくても記憶の一時無くしても
笑い方ならまだわかるでしょ
利き手無くしてもまだ片腕あるでしょ
両足動かなくても車があるでしょ
立てなくても目と目合わせられるでしょ
僕らの思いの丈語る手段がまだあるでしょ