初めての探検?!
ハンゾウを訪ねて、ユウスケとシューサクは禁止区域であるクレーターに来ていた。そこには墓があって。。。
そして、ユウスケくんは語りだす。
「ハンゾウは、ハンゾウは…」
僕はなんて事を聞いたのだろう。彼はハンゾウくんが亡くなったことでショックを受けて立ち直れてないとしたら。。
「ごめんなさい。こんなことだと知らなくて。」
「いや。いいんだ。」ユウスケは悲しみを堪えて震えだしているようにその時僕の目には見えた。
だが真実は違ったのであった。
まず、ハンゾウくんは普通に生きている。それに、墓石の所に連れていったらどんな反応をするのだろうかとユウスケはイタズラ心でシューサクを試していたのである。あまりに面白いので、ユウスケは笑いを堪えていたのだが、純粋なシューサクは悲しみを堪えているのだと勘違いをした。
ちなみに墓石から100m先の場所にある家屋にハンゾウは住んでいる。
「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん。うぇぇぇぇぇぇ。ぼくはぁぁぁぁぁぁ。ユウスケくぅぅぅぅぅぅぅぅん。うぇぇぇぇん。」シューサクが大声で泣き喚く。
「おいおい!泣くなって、いや、嘘だし!生きてるしハンゾウは元気だし!」ユウスケがそう驚き、口にした。まさか泣くとは思っていなかったのだろう。さすがにユウスケもこの時ばかりは、申し訳なさそうにしている。
そんな時だ、遠くから図太い声がした。
「ぅぉぉぉぉぉぉぉぉ!だれがぁぁぁぁぁ!泣かせたんだぁ?!てめぇかああああ!」
シューサクの目にまず止まったのは、オークのような大きなお腹であった。体長2メートル、体重は月面上でよ80キロくらいある巨漢だ。宇宙海賊か何かに見つかったのだろうかと思った。シューサクの生命危機管理センサーが警報を鳴らす。逃げねば殺される。「ううううう、うああああああああああ!!!にっにげろおぉぉぉ!」
逃げ惑うシューサクを見て、ユウスケは大声で叫ぶ。
「こいつがハンゾウだって!ハ ン ゾ ウ!!」
「なんだって?!」シューサクは足を止めて一旦引き戻る。
「ぐふっ、あぁ、よろしくぅうぉぉぉぉぉ。おらはハンゾウ。服部ハンゾウのハンゾウだ。折角助けたのに、何で逃げるのおお。」ハンゾウが相変わらず大きな声でシューサクにそう言うと、やはりシューサクもなんだか怖がってしまって申し訳なくなったんだろう。
「知らなかったんだ。宇宙海賊かなんかだと思って、勝手に怖がったりしてごめんなさい。僕の名前はシューサク。実はハンゾウくんに尋ねたいことがあって、ここまで来たんだ。」
ユウスケは楽しそうに宇宙海賊か、そりゃいいなハッハッハ と笑っている。余談だがそれから半年くらいはユウスケにハンゾウは海賊だとか、あだ名で呼ばれてたらしい。
「ほほぉ。それで?」
それから、マサヨシのことや、学校での不思議な現象をシューサクは説明した。それを聞くや否や。ハンゾウは物珍しそうな顔つきで
「そう言うことか。それは自分の目で確かめた方がいいな。」
ハンゾウは大きな後ろ姿を見せて、こっちに来ないのかといわんばかりに手招きしながらシューサク、ユウスケを連れていく。
「実はな…。ここ入れるんだぜ。凄いだろ。」
そこからなんと墓石を持ち上げて、巨体が入るくらいの地下への隠し扉が現れた。シューサクは確かに驚きはしたが、それよりもここはどこだろうか。ハンゾウが巨体で力持ちなことの方が驚きだった。
ハンゾウは気を付けろと二人に言い床の中へどんどん進んでいく。それに引き連れて、ユウスケ、シューサクもトコトコトコ音を建てながら暗い階段を進む。
それから数分経って、大きな扉が表れた。
「これはな。俺のパワーでも開くことができない扉なんだ。だが、ここに足元のパネルがあるだろ?ここに、足を嵌めると、真実が見えるはずだ。」そう言うと、ハンゾウは何か悟った目付きをし始める。
シューサクは足元のパネルに足をはめた。
「ギグギグギグギグガッガガガガガガガガガガガ…」パネルから青の閃光を放たれ。扉が透明に見えてくる。世界の超越を感じさせる幻想的な空間にいるような心地すら感じさせる。
「えっ?!これなに?!あれ?ユウスケくん?ハンゾウくん?どこ?」ここはどこだ?!
見回してみると多くのパイプがあり、天井には学校が透けて見えるのであった。




