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ニュートロ人は眠れない  作者: 久三郎
1/3

初めてのクレーター?!

地上暦3000年、月爆発により新たに登場した惑星である"ニュートロン"が人によって住みやすいことが分かった。それからかつての地球から多くの人間がこのニュートロンに移住することになり全人類の約2/3はニュートロンに帰化し"ニュートロ人"となった。


僕はこの土地に生まれこの土地で育った生粋のニュートロ人だ。名はシューサクという。少しおっちょこちょいだけど、いつだって真面目だし、先生や偉い大人にはちゃんと礼儀も忘れない。多分僕はいい子なんだ。


でも、最近クラスメートのマサヨシがなかなか元気がない。ヨウコさんも元気がない。っていう感じに全体的に学校は暗い。僕はとても心配なんだけど、皆に何があったのかは聞くのはやめておいた方がいいと思う。暗い理由を聞いて幸せになるニュートロ人なんて今まで見たことないもの。


そう思ったから数日は聞かなかったんだけど、ずっと暗いままだし、まるで心のクレーターが凹んだような顔をしてるから、さすがにマシそうな人に放課後にでも尋ねてみようかなと僕は思う。


そして放課後。

マシな人…マシな人…あ!いた!

いつもは関わらないようにしてるけど、赤い髪でヤンキーっぽくてチャラチャラしてるユウスケくんに聞いてみよう!彼ならそんな暗くなるとかないでしょう!


「ユウスケくん?ちょっといい?…」僕は神妙な面持ちで尋ねる。


「あ、お前隣のクラスのシューサクってやつだよな。あの、よく先生の手伝いしてる。」


「う、うん!そうだよ!で、で、あの、マサヨシとかヨウコさんも元気ないんだけど、どうしてか分かる?」言葉を選びながら純粋に軽い感じに聞いてみた。


「うーん。ほぉ。なるほどなぁ。俺さ、よくつるんでるやつも同じ事言ってたわ。そいつはハンゾウっていうんだけど。」


「え?!その人に聞けば何か分かりそうだね?早速そのハンゾウくんを探しに行きたいんだけどどこにいるの?」


「あ、良いけど、本当にいいのか?」


「えっ?良い…よ…」

僕はあまりにユウスケくんが不思議な言い方をするので、僕が不思議がってる様子を隠しきれなかった。でも道案内してくれるなんて、ユウスケくんは実はいい人だったんだなーって思う。


「じゃあ着いてこい。」ユウスケくんが学校の外へ案内する。


そして、しばらく歩いた。道なき道を歩くのは大変だけど地球よりはニュートロンの方が重力が軽いらしいから、楽なんだろうね。なんて思いながらいると、ユウスケくんが呟く。


「ここから、崖下るからクレーターの中、入るぞ。」


僕は驚いて咄嗟に大声で叫ぶ。「えぇ!!それは先生がダメだって言ってたし、怪我したら大変だよ!」


「いや、怪我しないし、クレーターの中は安全だから信用してこい。」


「う、う、仕方ない。分かったよ。」わざわざ案内してもらってるのに、行かなかったら罪悪感あるだろうし従うことにした。


「いくぞっ!!」


ガタカタガタザタストッ。


体感時間は短かった。でも、確かに一気に凄い距離を移動したのはわかった。


ユウスケくんが暗い顔でこう言う。「見てみろ。これがハンゾウだ。」


そして、そこから目を上げると土、そして墓石のようなものがそこにはあった。。

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